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ぬか漬けの食感を楽しむなら大根がおすすめ◎ご飯にぴったりなレシピ

執筆者 山形ゆかり | 更新日:2023.9.23

「おいしい大根のぬか漬けを自分で作ってみたい!」
「大きな太い大根をまるまる1本買いたいけれど、全部使い切れるか心配……」

そのようにお悩みの方もいらっしゃるのでは。

この記事では、3人子育て中の薬剤師・薬膳アドバイザーが、大根のぬか漬けの作り方をご紹介します。
基本的な大根のぬか漬けの作り方と保存方法、そして大根のぬか漬けの食感がよりおいしくなるコツをご説明しますね。

育児や家事、仕事などで毎日忙しくても、大根のぬか漬けは手軽に作れます。
冷蔵庫に保存しておくと管理がとても簡単なので、とてもおすすめです。

そのうえ、大根のぬか漬けには美容や健康にもよい栄養素がたっぷり。
育ち盛りの子どもたちにも、ぜひ食べてほしい食材です。

大根のぬか漬けを作って、コリコリ、パリパリっとしたおいしさを味わいましょう!

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大根のぬか漬け:材料(2人前)

大根のぬか漬け

材料(2人前)

大根
中サイズ 1本
ぬか床

大根は新鮮で皮がきれいなものを選びましょう。

大根のぬか漬け:手順

大根のぬか漬け

  1. 大根をしっかりと洗い、汚れを取り除きます。
  2. 大根の皮を残したまま、葉っぱの部分を切ります。
  3. 大根を厚さ5cmの輪切り、4等分にカットします。
  4. 3の大根をぬか床のなかに完全に埋めます。大根が均等にぬかで覆われるように注意しましょう。
  5. 4を清潔な布またはラップで覆い、蓋をして発酵させます。ぬか床は酸っぱくて香り高い匂いがしている状態です。
  6. 毎日、大根を優しくひっくり返しましょう。混ぜることで、発酵を均一に保ち、カビの成長を防ぐことができます。カビが見つかった場合はすぐに取り除きましょう。
  7. 発酵が進み好みのつけ具合になったら、大根をぬか床から取り出し、余分なぬかを軽く払います。大根を冷水で洗い、残ったぬかを洗い流しましょう。

発酵の期間

漬ける時間は常温で1日半、冷蔵庫で2〜3日が一般的です。ただし、温度や湿度、発酵の進み方によって漬ける時間は変わります。
漬ける時間が長すぎると、大根が柔らかくなりすぎたり、塩辛さが強くなったりする可能性があります。
試食で味や食感を確認して、漬ける時間を調整しましょう。

また、漬けている間は毎日大根をひっくり返して、発酵を均等にすることがおすすめです。
これによって、ぬか床全体の発酵が均一になり、おいしいぬか漬けが完成しますよ。

大根のぬか漬けの食感をよくする方法

大根のぬか漬けのおいしさは、コリコリ、パリパリっとした歯切れ良い食感を楽しめるところですよね。
大根のぬか漬けの食感をよくする方法をご紹介します。

大根の皮を残す

大根の皮を残すことで、ぬか漬けの大根の歯ごたえが引き立ちます。
皮は食感を保つためにとても重要なので、むかないようにしましょう。

大根を乾かす

大根をしばらく乾かして水分を抜くのもおすすめです。
ぬか床が傷みにくくなるメリットも。切ってから室内で2日程度乾燥させたり、切らずにしっかり干したり、お好みの乾燥具合をみつけてください。

大根を少し大きめにカットする

出来上がったぬか漬けの大根を少し大きめにカットするのもいいでしょう。
コリコリした食感が残りやすくなりますよ。

大根漬けのおいしい保存方法

大根のぬか漬け

大根のぬか漬けの保存方法をご紹介します。
適切に保存することで、おいしい大根のぬか漬けを長く楽しめますよ。

冷蔵庫で保管する

大根のぬか漬けは、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
野菜室は低温で保たれているため、ぬか漬けが劣化したり乾燥したりするのを防ぐことができます。

早めに食べ切る

ぬか床から取り出した後のぬか漬けは、劣化が始まるため、できる限り早く食べ切りましょう。
新鮮な状態で楽しむために、取り出すのは食べ切れる量を心がけるといいでしょう。

毎日ぬか床をかき混ぜる

ぬか床を長持ちさせるためには、毎日ぬか床をかき混ぜることが大切です。
混ぜることによって均一に発酵が進みやすくなり、おいしいぬか漬けを長く保てます。
また、ぬか床にカビがついてしまった場合は、カビはすぐに取り除きましょう。

容器を密閉する

ぬか漬けを保存する容器は、密閉性の高いものを選ぶことが大切です。
空気が入り込んでぬか漬けが乾燥したりカビが生えたりすることを防ぐことができます。

大根をぬか漬けする嬉しい効果とは?

大根のぬか漬け

大根をぬか漬けすると、嬉しい効果がたくさん。
代表的な効果をご紹介しましょう。

乳酸菌が豊富

大根のぬか漬けには乳酸菌が豊富に含まれています。
これにより、腸内環境が整えられ、免疫力が向上する効果が期待できますよ。

ダイエット効果

大根のぬか漬けは低カロリーでありながら、食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、ダイエットや消化の促進に役立ちますよ。
からだの不要な水分や老廃物を排出する効果も期待できます。

旨味が増す

大根のぬか漬けは、発酵させることにより大根自体の旨みが引き立ちます。
これにより、大根の本来の風味がより豊かになるでしょう。

長期保存が可能

冷蔵庫で保管すれば、大根のぬか漬けは長期間保存することができます。
保存期間中に風味が熟成し、より深い味わいが楽しめますよ。

大根のぬか漬けアレンジレシピ

大根のぬか漬けはそのままでもおいしく、ご飯にぴったりな食材ですが、アレンジして食べても、違った新しい風味が楽しめますよ。
以下で、サラダに大根のぬか漬けを加えたアレンジレシピをご紹介します。

大根のぬか漬けとツナの薬味サラダ

大根のぬか漬け

大根のぬか漬けを活用した爽やかなサラダのレシピをご紹介します。
ツナも加えることで、食べ応えも抜群。
さらに、カイワレ大根やみょうがなどの薬味たっぷりで、すっきりとしたおいしさを楽しむことができます。

材料(2人前)

大根のぬか漬け
適量
ツナ缶
1缶(水煮または油漬けなどお好みで)
カイワレ大根
適量
みょうが
2個
ごま
大さじ1
醤油
小さじ1
小さじ1/2
ごま油
小さじ1/2
おろししょうが
少々/2
おろしにんにく
少々(お好みで)
青ネギ
お好みで

【作り方】

  1. ツナ缶は水気をしっかり切り、ボウルに入れてほぐします。
  2. カイワレ大根は適度な長さに切り、みょうがは薄切りにします。
  3. 別のボウルに、ごま、醤油、酢、ごま油、おろししょうが、おろしにんにくを混ぜてドレッシングを作ります。
  4. ぬか漬けを食べやすい大きさに切り、ボウルに加えます。
  5. 1に、カイワレ大根とみょうがを加え、3をかけて軽く混ぜます。
  6. 5を器に盛り付け、最後にお好みで青ネギを散らしてできあがりです。

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大根のぬか漬けでご飯が進む!

大根のぬか漬け

大根をぬか漬けにすることで、その風味と食感が増します。
さらに、美容や健康にも良い効果も。
ぬか漬けにすることで保存期間も長くなるので、大きな大根をまるまる購入した際も無駄なく食べることができますよ。

漬ける時間によって味が変化するため、お好みのタイミングで取り出して味わいましょう。
また、アレンジも自由自在に楽しめるので、自分好みの新しい味をみつけることもできるでしょう。

さらに、大根のぬか漬けはその独特の食感と風味がご飯と絶妙に合います。
ほんのりとした塩味と乳酸の酸味が食欲をそそり、一口食べるたびに心地よいおいしさが口いっぱいに広がりますよ。

ぜひ、大根のぬか漬けをつくってみてくださいね!
一口食べると、ほっとするおいしさが広がるでしょう。

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執筆者
山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。発酵あんことキムチが大好き、三児の母です。 薬剤師として総合病院で勤務する際に、糖尿病病棟を担当。食の大切さ・楽しさを深く感じ、食に関する資格を取得しました。現在は健康・美容に関するレシピ提案や撮影・執筆活動など、フリーランスにて活動しております。子供たちと気軽にできる発酵料理を日々研究中!

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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