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酵素の力でダイエット!絶対痩せたいあなたにお手軽ファスティングをご紹介

執筆者 中山直紀 | 更新日:2023.9.7

歳を重ねるごとに痩せなくなってきたという方いませんか?
実は、酵素を活用することで痩せやすくなります。

最近、よく耳にするようになったファスティングと酵素の相性がとっても良いのです。
しかし、ファスティングも酵素のこともよくわからないという方もいるかもしれません。

酵素の働きを知ることで、あなたのダイエットがさらに簡単になるかもしれません。

そこで、酵素の働きとダイエットとの関係についてご説明します。

さらに、ファスティングのやり方や酵素を取り入れた食事のポイントについてもご紹介しましょう。

そもそも酵素って何?

酵素とは

酵素は、消化や代謝などを促進する栄養素で主にタンパク質で出来ています。
そして、それぞれに決まった働きを持っていますが、全てを体内で生成することはできません。

酵素は、大きく分けると体内酵素と体外酵素に分かれます。
実は、体内にある酵素は約5000種類。

そして、体内酵素は消化酵素と代謝酵素に分かれます。

まず消化酵素は、食べ物を吸収できる形にする酵素のことです。

そして、代謝酵素は、古い細胞を新しい細胞に入れ替える仕事をしています。
デトックスや基礎代謝・新陳代謝・免疫力・自然治癒力など多方面に関係しているのが代謝酵素。

実は、消化酵素と代謝酵素は、それぞれ密接に関係しあっています。
消化酵素の消耗が多くなれば代謝に回す酵素が減ってしまいす。

そのため、消化に負担がかかると代謝が落ちてしまうことを覚えておいて下さい。

そのほかに、食物酵素があります。これは、体外酵素にあたります。
食物酵素を上手に摂取することで体内酵素の量を増やすことが出来ます。

では次に、酵素とダイエットの関係性について確認しておきましょう。

酵素はダイエットにどうして役立つの?

酵素はダイエットに役立つ原因

酵素が、ダイエットに効果があるとよく耳にします。
しかし、どうして酵素を取ることで痩せるのでしょうか?

理由は、酵素は、私たちの健康や美容と強い結びつきがあるからです。
そのため、酵素の量が不足してしまうと様々な不調が出るようになります。

そこで、酵素の必要性やダイエットとの関係性についてお伝えしていきます。

酵素が体に必要な理由

酵素の働きは一つ一つ決まっています。

例えば、でんぷんを分解する酵素は脂質を分解することができません。
そのため、それぞれの働きに合わせた酵素を摂取する必要があるのです。

しかし、食生活の偏りや食べる量が減ることで必要な酵素量が取れなくなってきます。

また、酵素は消化や解毒を優先して使われます。
十分な酵素量がないと、代謝に回せなくなってしまうのです。

代謝が落ちれば、体重が落ちにくくなりダイエットに失敗する可能性も上がってしまうかもしれません。

酵素が足りないと

では、どのような不調が酵素不足で起こるのでしょうか?
よく現れる症状の例を挙げておきます。

  • 疲れやすくなる
  • 肌の調子が悪くなる
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 便秘
  • おならが増える 臭くなる
  • むくみ
  • 冷え
  • 免疫力の低下

個人差や生活習慣でどの症状が出るかはわかりません。
また、このほかにも酵素不足が原因で出る不調もあるでしょう。

しかし、これらの不調は私たちの生活で非常に出やすいものです。
酵素を、健康と美容を保つ上でも大切ということはご理解いただけると思います。

酵素とダイエットの関係

次は、酵素とダイエットにどのような関係性があるのかについて説明します。
ダイエットとの関係を考えると、やはり代謝酵素がポイントになってくるでしょう。

つまり、十分な酵素量がないと代謝が落ちるということになります。

代謝が落ちると体の隅々に栄養が行き届きにくくなります。
そして、老廃物や毒素を排泄する力も落ちてしまいます。

さらに、痩せにくくなったという悩みも加齢とともに出てくるかもしれません。
理由は、代謝酵素の量が不足することで脂肪を分解しにくくなるからです。

酵素ダイエットのやり方① ファスティング

ファスティング

まず、酵素ダイエットで効果的なものといえば「ファスティング」です。
酵素を取りながらファスティングをしていくというものです。

しかし、ファスティングを単に食べ物を取らないだけのカロリーダイエットと間違われる方もいます。
そこで、ファスティングとはどんなものなのかを詳しく説明しましょう。

ファスティングを理解することで、酵素を取ることがなぜ有効なのかがわかります。

ファスティングとは

ファスティングとは、名前の如く体を初期化する作業です。
どちらかというと、メインの目的は体の浄化。

食事を取らないことで消化器官を休ませます。
そして、エネルギーを全てデトックスに集中させていきます。

しかし、カロリーダイエットと何が違うのか疑問があるかもしれません。
違いとして、断食期間の前後に「準備期間」と「回復期間」が設けられています。

この前後の期間で、体質の改善を促す効果も高まります。
また、断食中の体の拒否反応の軽減にもつながるでしょう。

このように、ファスティングとは習慣で乱れた体をきれいに戻す作業のことです。

酵素ドリンクとファスティング

ファスティング中に酵素を取り込む方法は、断食期間中に酵素ドリンクを飲む方法があります。
断食中は固形物は摂取しません。
しかし、水や酵素ドリンクは積極的に取るようにしています。

理由として、断食中は、デトックスが進む時に水分や酵素が消耗されていくからです。
何も取らないと、脱水症状や体調不良になるかもしれません。

そこで、酵素ドリンクで最低限の糖質と酵素を取ります。
酵素ドリンクを取ることで安心してファスティングの断食期間を乗り越えることができるでしょう。

結果として、デトックスからダイエットに繋がり体重が落ちることにつながります。

酵素ファスティングのやり方

それでは、詳しく酵素ファスティングのやり方についてステップ形式で説明していきます。
酵素をいかに上手に取りながら体をきれいにするかがポイントです。

しかし、ステップに沿って行えばデトックスやダイエットを成功させることができるので安心して下さい。

今回は、ダイエット効果も期待できる3日間ファスティングを例にご紹介していきます。

ステップ1 準備期間 2日から3日

準備期間は、断食期間に入るまでの言わば助走期間といえます。
この期間を上手にこなすことで、断食期間の辛さや効果が変わってきます。

メインは、準備期間中の食事を「準備食」というものにしていきます。
できるだけ、ヘルシーなものを中心にとっていきます。

具体的には、発酵食品や生野菜、フルーツなどが理想的でしょう。
あとは、体をほぐしたり、リラックスした生活を心がけるようにすると良いかもしれません。

ステップ2 断食期間 3日

断食を行っていく期間です。
固形物やアルコール飲料、ジュース、カフェインが入った飲み物は取りません。

主に、水と酵素ドリンクを飲んで過ごします。
水は適時、酵素ドリンクは1日に3回から5回程度飲みます。

1日目後半からデトックスが始まり眠気や倦怠感が出るかもしれません。
また、吹き出物が出るということも起こります。

2目以降に体重の変化が出るようになってきます。
この頃、空腹感が強くなるので軽い運動や酵素ドリンクで紛らわせましょう。

3日目になると体も軽くなり、意識もクリアになってきます。
まだ続けられそうな気になるかもしれませんが、期間を守ってください。

ステップ3 回復期間 2日から3日

断食期間を無事に終えた後に行います。
断食期間を終えた開放感で、たくさん食べたい気持ちがあるかもしれません。

しかし、体は体力的にはヘトヘトになり飢餓状態です。
早く、栄養を取り込みたいと待ち構えています。

そこで、回復期間の前半はスープ類や湯豆腐など消化に優しいものを食べるようにしましょう。
後半で、体も食事に慣れてきたらおかゆなど糖質のあるものをとっていくとリバウンドしにくくなります。

体に良いものを食べることでリバウンドの防止にもつながります。

酵素ファスティングの期間

酵素ファスティングには、いろいろな期間があります。
プチ断食と呼ばれる16時間から1日の断食を行うものから1週間以上のファスティングまで様々です。

もし、ダイエットを目的にするなら3日以上のファスティングをおすすめします。
理由は、断食を始めて体重の変化が2日目以降から出るからです。

しかし、いきなり3日間の断食は不安があるかもしれません。
初めは、安心できる短い期間から慣らしながら期間を増やしていけば大丈夫です。

最終的に、3日ファスティングに挑戦できればダイエット効果も期待できるでしょう。

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酵素ダイエットは、日頃の食生活を改善するだけでもできます。
ファスティングのように実施期間を調整する必要もないのです。
今日からでも取り組めるでしょう。

無理なく食事の改善を成功させるためのポイントを説明します。

食事をしながら酵素ダイエット

食材の選び方を意識することで酵素量を増やすことができます。
酵素が豊富に含まれている食べ物は、次のようなものがあります。

発酵食品納豆
味噌
漬物
キムチ
ぬか漬け
野菜大根
キャベツ
山芋
カブ
玉ねぎ
とうもろこし
果物パイナップル
キウイフルーツ
パパイヤ

グレープフルーツ
いちご
バナナ
マグロ
カツオ
さば
イワシ

以上のような食材を積極的に食事に取り入れていくことで、酵素の摂取量が増えていくでしょう。
酵素が増えることで体がきれいになりダイエットにもつながります。

特に、グレープフルーツやいちご・柑橘類・とうもろこしには脂肪を分解するリパーゼが豊富です。
ダイエット強化を目的にするならこれらを多く取り入れると良いでしょう。

酵素を消耗する食べ物を減らす

酵素は、消化の負担を軽くしてあげることで代謝へまわりやすくなります。

そこで、消化に負担がかかりやすい食べ物についても知っておくと良いでしょう。
次のような食べ物は、あまり取りすぎると体重が落ちにくい原因になるので注意が必要です。

主食玄米 パスタ そば ラーメン
肉類脂身の多い肉 加工肉(ハム・ベーコン)
魚類さんま ぶり マグロ いくら すじこ 貝類 干物類 たこ イカ たらこ
野菜類小豆 油揚げ ごぼう たけのこ ふき にら れんこん セロリ さつまいも
その他菓子類 ドライフルーツ 白砂糖を使った物 添加物食品

表の食べ物は、確かに消化に負担がかかります。
しかし、栄養もあるので体には必要な食べ物もあります。

適度の量を食べることで、体調をよくしてくれるでしょう。
偏りすぎず、適度なバランスを心がけるようにしてください。

さらにダイエット効果を増幅するには?

ダイエット効果を増幅するには

酵素を十分に取ることで代謝が上がって体重が減りやすくなっていきます。
しかし、さらにダイエット効果をあげるためにできることはないでしょうか?

そこで、さらに酵素を最大限活かすポイントをご紹介します。

添加物を避ける

先程、酵素に関係する食べ物をご紹介しました。
実は、消化や代謝の阻害になっている大きな原因に「添加物」があります。

添加物は、食品の保存を長くしてくれたり安全に食べるための成分として必要なものもあります。
ところが、添加物は体には異物となりデトックスの対象となってしまうのです。

できるだけ、添加物のないものを選ぶようにするだけでも酵素の消費を抑えることにつながります。

酵素を阻害する物を減らす

添加物の他にも、お酒やタバコは酵素の働きを阻害するとされています。
日頃から、飲酒やタバコの習慣のある方は酵素の働きが十分に発揮されていないかもしれません。

そこで、これらの習慣を改善することで消化や代謝が良くなりダイエットしやすくなるということもあります。

生活習慣の改善

さらに、ダイエットしやすい体にするためにおすすめのポイントがあります。
生活習慣を見直すことで、酵素の働きが格段に上がります。

まずは、夕食は寝る3時間前までに済ませましょう。
寝ている間は、消化力が落ちます。
消化不良では、代謝まで酵素が回る余裕ができません。

そのため、寝るまでに消化に十分な時間を取るようにしてあげて下さい。
また、酵素は37度前後が最も活動的になると言われています。

そこで、お風呂に入るなど体を温めることで酵素の力を100%引き出せるようになります。

ただ酵素を摂取するだけではダメ!効果を無駄にしない注意点

効果を無駄にしない注意点

せっかく酵素を取るなら出来るだけ効果を無駄にしたくないですよね。
そこで、酵素をしっかりと活用できるように一工夫する方法をご紹介します。

酵素の特徴を知ることでさらに上手に活用できるようになるでしょう。

葉や皮を一緒に食べる

酵素を含む野菜を取る時には、できるだけ葉や皮を一緒に食べるようにしましょう。
酵素は、皮に含まれていることが多いです。

また、大根やカブなど葉も食べられる野菜は、一緒に食べると良いです。
ただし、葉や皮には農薬が付着している可能性があるので注意して下さい。

もし、一緒に食べる時にはしっかりと洗うか、無農薬の野菜を選ぶようにしましょう。

できるだけ加熱をしない

酵素を含む食べ物を取る時には、できるだけ加熱をしないようにしましょう。
酵素は、48℃を超えたあたりから活動が弱まり始めます。
そして、70℃を超えると完全に活動しなくなってしまいます。

そのため、加熱をしてしまうと酵素の力を失ってしまうかもしれません。
可能であるなら、生で食べるのが理想的です。

今年は酵素でダイエット!健康的にきれいになりましょう◎

酵素でダイエット まとめ

今回は、酵素とダイエットの関係についてご説明しました。
酵素には、体内酵素と体外酵素があることがわかりました。

そして、体内酵素の中でもダイエットに関係しているものが代謝酵素です。
代謝酵素を増やすためには、十分な酵素の量を取ることが大切です。
また、消化の負担を減らすことでも代謝力が上がるでしょう。

酵素は、現代の私たちの食生活では取りにくくなっているのかもしれません。
だからこそ、酵素を最大限に活用できるように意識していくことが大切になります。

酵素が、しっかりと働いてくれるようになればダイエットもうまくいくようになるでしょう。
無理なく、健康になりつつダイエットが成功することを陰ながら応援しています。

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執筆者
中山直紀

東洋文化の薬膳と心理カウンセリングの知識を結集し、バランスの取れた健康を提案する専門家です。イタリアンレストランのオーナーシェフとしての経験から得た創造力と繊細な味わいを、WEBライティングの世界に活かしています。私の好きなことは、健康で充実した人生を送るための情報をお届けすることにあります。あなたの心身の健康を薬膳や心理学の視点からサポートし、自己成長や幸福感の向上を促します。魅力的で分かりやすい文章で、読者の心に響くコラムをお届けしたいと思っています。一緒に理想のライフスタイルを築きましょう。

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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