年末年始は何かと食べたり飲んだりすることが増える時期です。食卓には、お肉類や脂っこいものが増え、野菜不足で腸内環境が悪くなりがち……
そんなときはぬか漬けを活用してみてください。身体を整えてくれますよ。ホームパーティーにも、取り入れ方次第で可愛く、おしゃれに登場! 楽しみながら美しくなれるなんて素敵ですね。
今回はぬか漬けの隠れたパワーと、年末年始の胃腸を整えるおすすめのお料理を紹介します。
ぬか漬けに含まれる乳酸菌は美の必需品!
乳酸菌と聞くと、体に良い物というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。乳酸菌を含んだ食べ物というと乳製品やヨーグルトを思い浮かべがちですが、日本に古くから伝わるぬか漬けや味噌などの発酵食品にも植物性の乳酸菌が含まれているんですよ。
人間の小腸や大腸には、100種類100兆個ほどの腸内細菌が生息し、腸の中の食物を細かく分解、体内に吸収しやすくしています。腸内の菌には善玉菌と悪玉菌が存在しますが、乳酸菌はこの2つの菌のバランスを整えているのです。
善玉菌の働きには、消化や吸収を高める、ビタミンを合成する、食物と一緒に入ってきた病原菌や有機物質を分解する、免疫機能を高めるなどがあります。
一方、悪玉菌の働きには、腸内の食物を腐敗させ有毒物質に変化させる、腸の蠕動運動を低下させ便秘を引き起こすなどがあります。美容と健康のために悪玉菌を増やすわけにはいきませんね。
そこでしっかり摂っておきたいのが、乳酸菌です! 乳酸菌は善玉菌の餌となり善玉菌を増やし、悪玉菌の繁殖を抑え、腸内細菌のバランスを整えるのです。これにより消化吸収力が高まり、便秘を解消。腸内のコレステロールが腸壁から吸収されるのを抑制します。
野菜のぬか漬けには食物繊維も豊富に含まれているので、美肌やダイエットはもちろん健康にも、とってもおすすめの美容食物です。
◎ぬか漬けは酵素づくりも助ける
「酵素」と聞くと、生野菜やお刺身などの加熱していない食べ物から摂るもの、とイメージしがちですが、実は私たちの体の中でも作られています。それが、腸内細菌によって作られる体内酵素です。
体内酵素には、食べた物の消化や代謝を助ける消化酵素と代謝を高める代謝酵素があり、肝臓や腎臓などを正常に保ち、健康維持に必要な酵素を作り出して活性化しているのです。内臓がうまく働くことで、食べた物もしっかり消化でき、各器官へ必要な栄養素も運んでくれます。
ただし腸内環境が悪ければ酵素も作られません。腸内環境を常に良い状態に保つためには、毎日の食生活と乳酸菌がとても重要なのです。
ぬか漬けちょい足しレシピ
ホームパーティーで、ぬか漬けをオードブルやサラダなどにちょい足しすると、手軽に乳酸菌や食物繊維などが摂れますよ。
ぬか漬け野菜は、食材のもつビタミンやミネラル類などの栄養価も上がっているので、普通に野菜を食べるよりも美容効果が高くなります。
ぬか床にたくさん野菜を漬けて、さあ、パーティーの準備を始めましょう。
◆野菜スティック
◆ラディッシュぬか漬けちょい足しサラダ
サニーレタスや水菜などのサラダに、ぬか漬けのラディッシュを飾ります。
◆アボガドぬか漬けディップ
【材料】
アボガドぬか漬け 1/2
マヨネーズ 大さじ1
レモン汁 小さじ1
塩・こしょう 少々
ロールパン 1個
ぬか漬けやハムなど 適量
【作り方】
1:ロールパンを5~6等分に切り、軽くトーストする。
2:ぬか漬けアボガドのぬかを落としキッチンペーパーで拭き取る。
アボガドをたたき、マヨネーズ、レモン汁、塩・こしょうを加えディップを作る。
3:トッピングしたい野菜をカットしておく。
4:ロールパンにアボガドディップをのせ、野菜などをトッピングする。
いかがでしたか? ぬか漬けの美容パワーの秘密と、ぬか漬けをおしゃれにする方法を紹介しました。パーティーだけじゃなく、ぜひ普段の食卓にもぬか漬けを取り入れてみてくださいね。