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ペットボトルで塩こうじはできる! 詳しい作り方とは?

執筆者 末松紗耶香(すえまつ・さやか) | 更新日:2017.9.21
塩こうじ

こうじを手作りするとなると、ビンなどの容器が必要だと思う人が多いのでは? でも実は身近にあるペットボトルでも塩こうじは作れるんですよ! ただ、やはりビンなどと比べるとデメリットも……。でも、そのことについてきちんと理解していれば問題はありません。

そこで今回は、ペットボトルでの塩こうじの作り方だけでなくメリットとデメリットについてもお話ししていきますよ。

塩こうじをペットボトルで作るメリットとは?

こうじを常温でつくるときは1日1回のかき混ぜが必要です。もしもビンを使って塩こうじを作った場合、毎日スプーンを消毒してから混ぜないといけません。食品用の除菌アルコールがあればいいですけど、ないときは熱湯消毒しないといけないんですよね。

その点、ペットボトルで作ればキャップを閉めて振るだけ。わざわざ混ぜるためのスプーンを用意しなくてもいいんです。また、横にして保存したりそのまま塩こうじを出せたりするのでビンで作るよりも便利なんですよね。とはいえ、デメリットもあります。

塩こうじをペットボトルで作るデメリットとは?

こうじをペットボトルで作るときのデメリットは1つだけです。それは「消毒できない」ということ。ビンだと熱湯消毒ができるので冷蔵庫で3ヶ月くらいはもちますが、ペットボトルではそうはいきません……。ではどうすればいいのでしょうか? その点に気をつけながら作り方を見ていきましょう。

少しでも長く保存したい!ペットボトルでの塩こうじの作り方

【材料】

・炭酸用ペットボトル
・米麹
・塩

材料のペットボトルと塩麹

使うペットボトルは直接口をつけていないものを使用します。口をつけると雑菌がペットボトルの中に入ってしまうので中身はコップに入れてから飲むようにしましょう。また、塩こうじは作る過程で炭酸ガスを発生させます。破裂を予防するためにも炭酸飲料のペットボトルを使ってくださいね

【作り方】

1. ペットボトルの中身をコップに移したら、中とキャップを流水ですすぐ


2. 米麹や塩をペットボトルに入れやすいように、紙やキッチンペーパーなどで工夫する

ペットボトルにさしたキッチンペーパー


3. 米麹3:塩1:水5の割合でペットボトルに入れる

材料をペットボトルにいれる

ちなみに300mlのペットボトルで作る場合、米麹134g:塩40g:水200mlでちょうどいい量が作れますよ。


4. キャップを閉めてよく振る

ペットボトルを振る


5. キャップをずらして常温で放置する(1日1回キャップをして振ること)

ペットボトルのキャップのずらし方


6. 夏だと3日、冬だと1週間くらいで完成
(室温によって変わりますが、米麹が柔らかくなったら完成になります)


保存期間
口を直接つけていないペットボトルだと冷蔵庫で1ヶ月は保存できます。ですが口をつけてしまったり、放置していたペットボトルを洗剤で洗ってから使った場合は2週間くらいでダメになってしまうことも……。

長く保存するためにも口をつけていない、中身を出してすぐのペットボトルを使いましょう。

塩こうじをヨーグルトに入れてもGood!

塩ヨーグルトがダイエットにいいと話題ですよね。塩こうじはそれ自体が発酵食品なので、ヨーグルトにただ塩を入れるよりも栄養価は高くなりますよ。また、塩こうじの塩味はマイルドなので塩ヨーグルトの味も柔らかくなるでしょう。塩よりも食べやすくなるのでおススメです。

まとめ

<ペットボトルで塩麹を作るときのメリット>
1.1日1回のかき混ぜはキャップを付けて振るだけ
2.横に倒して保存することができる
3.キャップをはずしてそのまま出せる

<ペットボトルで塩麹を作るときのデメリット>
1.消毒できないので保存期間が短くなる
(口をつけずに中身を出したペットボトルを使うと、冷蔵で1ヶ月の保存が可能)

ペットボトルでの塩こうじはあまり長く持たないので、作るときは小さいペットボトルを使うことをオススメします。そのほうが1ヶ月で使い切りやすいので、最後まで安心して食べることができますよ。

塩こうじ

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執筆者
末松紗耶香(すえまつ・さやか)

夫+猫2匹と暮らす専業主婦。 幼いころから手作り味噌や、ぬか漬けなど発酵食品に囲まれて育つ。 現在は食べるだけでなく、自分で発酵食品を数種類つくり常備。 納豆菌・乳酸菌・麹菌など複数の菌を毎日摂りいれる生活の中で得た、それぞれの発酵食品の作り方や効能などを記事にして発信。 最近は、発酵食品と私たちの体にある常在菌の関係に興味を持っている。 常在菌を守るため、洗顔料やシャンプーを使わない生活を実践中。

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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