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【看護師が厳選】体に優しい無添加味噌のおすすめ13選

執筆者 こやなぎ | 更新日:2024.1.5

お料理には欠かせないお味噌。
できれば添加物を避け、自然な味わいと栄養価の高いお味噌を探したいですよね。

今回は、看護師である筆者が体に優しい無添加味噌のうち、いくつかの商品を比較してご紹介します。
ぜひ記事を読んでご自分の身体や状況にあったお味噌を選んでくださいね。

目次

無添加味噌とは?

無添加味噌とは、食品添加物が入っていない味噌のことを指します。

具体的に言うと、お出汁や保存料を使わず、原材料である麹・水・塩の3つのみで作られているお味噌のことです。

無添加味噌をおすすめする理由

味噌の中でも無添加味噌をおすすめする理由は主に2つです。

1つは、本来の味噌そのものの味を楽しむことができること。
人工甘味料や保存料などが使われていないことにより、素材そのものから発生する味噌の味を堪能することができます。
これは大人だけでなく、小さなお子さんにとっても大きな利点となるでしょう。

2つ目は、添加物を摂取した時に発生するリスクを無くすことができることです。
日本においては、人体に影響がないと判断されている添加物しか使用できないようになっています。

しかし、長期間において継続的に同じ添加物を摂取した場合の健康における影響は科学的に証明されていません。
どんな影響があるかがわからない以上、そのリスクを減らすことに越したことはありません。

味噌の選び方

今回は、無添加味噌とそうで無い味噌の見分け方や、好みの味・お料理に応じた味噌の選び方をお伝えします。

無添加味噌の見分け方

無添加味噌と他の味噌の見分け方についてご説明します。
見るべきポイントは2つです。
1つ目は、パッケージに無添加と書いてあり、容器にガス抜き孔があるもの。
2つ目は原材料です。

無添加味噌は発酵を止めるための処理がされていませんので、パッケージに密閉すると中で味噌の発酵が進み、ガスが蓄積されていきます。
放っておくとパッケージが破裂してしまいますので、破裂防止のために必ずガス抜きのための穴があるのです。
また、無添加味噌には商品パッケージに無添加、という文字が記載されています。

パッケージを見た後、原材料の欄も見るとより確実に無添加味噌であるかを確かめることができます。
原料である米・大豆・麦や塩、麹以外の記載が無いものが無添加味噌と言っていいでしょう。

味噌の種類

味噌は麹となる原材料によって味が変わってきます。
米味噌は米の甘味が強く、種類が多いことが特徴です。
麦味噌は麦特有の香ばしさがあり、大豆を使った味噌は味が濃いため煮込み料理に向いています。

また、味噌の色にも注目してください。
熟成が進んだ味噌は色が濃いことが特徴です。
つまり、あっさりとした味がお好みの方は味噌の色が白っぽく薄いものを、濃い味が好みの方は色が濃く赤っぽい味噌を選ぶと良いでしょう。

作る料理に合わせた味噌選びの方法

お味噌汁などの煮込む時間が短いものや、野菜をディップするためのソースなど生で食べる場合などには、白味噌をおすすめします。
比較的あっさりとした味わいを楽しむことができます。

反対に鯖の味噌煮など、長時間煮込むことを前提としたお料理には、煮込んでも香りや味が飛びにくい赤味噌を使うことがおすすめです。

市販の味噌に含まれる添加物

今回は、一般的な味噌に含まれる添加物を簡潔にご紹介します。
これから紹介する添加物は、無添加味噌には入っていないものです。
使用されている添加物がどのようなものかを知ることで、無添加味噌のメリット・デメリットを知ることができますよ。

アルコール

味噌の発酵を止める役割を持っています。
無添加ではないほとんど全ての味噌に入っていると言っていい、代表的な添加物です。

アルコールによって味噌の発酵を抑えることで、味噌を入れているパッケージに発酵によってできた炭酸ガスがたまることを防いでいます。
アルコールには辛味がありますので、味噌に入れることによって味が辛くなってしまいます。

調味料(主にアミノ酸)

主に旨味を加えるために使用されています。
お手軽な出汁入り味噌などによく入っている人工調味料です。
昆布出汁のような旨みをより強く感じることができます。
お出汁を使わなくても旨みのある味噌汁ができるので時短に向いていると言えます。

本来アミノ酸は人体を構成する主な成分のひとつです。
うま味調味料として有名なグルタミン酸などの人工調味料が入っていることで人体への影響はありません。

ビタミンB2

着色料として使用されています。
アルコールによって発酵が抑えられているお味噌の色をより美しく見せるために使われています。
ビタミンB2を摂取することによる人体への影響はありません。

ソルビン酸カリウム

保存料として使用されています。
主にカビや細菌の発生を防ぐ役割を果たしています。
味噌1kgにつき、1g以下しか使ってはいけないと定められています。

以前にあった保存料より毒性が低いものとして昭和39年頃より使用されていますが、遺伝子の突然変異や発がん性の可能性も否定できないと言われています。

次亜硫酸ナトリウム

白味噌を作る際に大豆の脱色に使用されることがあります。
白味噌は以前は大豆を何度も洗浄することでその白さを出していましたが、現在では効率化のために次亜塩素酸ナトリウムで脱色することもあるようです。

脱色した後は次亜塩素酸ナトリウムは丁寧に洗浄され、取り除かれています。
よって原材料に記載されるのではなく加工助剤として扱われていることがほとんどのようです。

参照:みそ・しょうゆの食品添加物

用途で選ぶ!おすすめ無添加味噌13選◎

市販で購入可能な無添加味噌の商品を用途別に選びました。
総数13選!ぜひお気に入りのお味噌を見つけてくださいね。

朝のお味噌汁におすすめ① ひかり味噌 糀の花 無添加オーガニック味噌

米麹を使った甘味が特徴。
12割麹ならではの芳醇な香りとほどよい甘さの白粒味噌です。
有機JAS認証を取得した商品です。

参照:ひかり味噌 糀の花 無添加オーガニック味噌650g
有機食品の検査認証制度:農林水産省

朝のお味噌汁におすすめ② 米麹綾糀(あやか) 十二割糀 無添加生みそ

米と大豆、2種類の麹を使った十二割糀の無添加味噌です。
米の甘さと大豆の奥深い味が同時に感じられます。
白味噌であり朝のお味噌汁などさっぱりしたお料理にぴったり。

参照:綾糀(あやか) 十二割糀 無添加生みそ

朝のお味噌汁におすすめ③ 無添加こうじみそ

米と大豆の2種類を使った無添加味噌です。
筆者の実家ではずっとこのお味噌を使っていました。
スッキリとした旨みとほのかな甘味が特徴のお味噌です。

参照:無添加こうじみそ

麦のうま味を味わえる◎生詰無添加麦みそ

麦麹をたっぷりと使用した甘口の麦みそです。
麹の甘さと、適度な塩味ですっきりとした味に仕上げられています。

参照:生詰無添加麦みそ

麹のうま味引き立つ① 料亭の味 無添加

原料は米・大豆の無添加みそです。
麹割合が14割の信州淡色系みそであり、麹割合が一般的な12割より多いことで麹の旨みをより味わうことができます。

参照:料亭の味 無添加

麹のうま味引き立つ② 無添加減塩追いこうじみそ

熟成させた味噌に麹を追加し、再び熟成させる「追い麹製法」で作られた上品な甘味、香り際立つ無添加みそです。
日本食品標準成分表2020「淡色辛みそ」と比較して塩分を20%カットされているようで、減塩中の方にも良いでしょう。

参照:無添加減塩追いこうじみそ

塩分が気になる方におすすめ① 円熟こうじみそ 減塩

有機大豆と国産米という、原料にこだわった円熟こうじ味噌から塩分を25%カットされた味噌です。
医師などから減塩をすすめられている方におすすめのお味噌です。

参照:円熟こうじみそ 減塩

塩分が気になる方におすすめ② 麹の花 無添加オーガニック味噌󠄀 減塩

『麹の花 無添加オーガニック味噌󠄀』に対して、塩分を25%カットされたお味噌です。
こちらも減塩を意識されている方におすすめです。

参照:麹の花 無添加オーガニック味噌󠄀

塩分が気になる方におすすめ③丸の内タニタ食堂の減塩みそ

タニタ食堂で使用している無添加の粒みそです。
日本食品標準成分表と比較して100g当たりのナトリウムを20%カットしています。
甘みとコクのある味が特徴です。

参照:丸の内タニタ食堂の減塩みそ
日本食品標準成分表2015年版(七訂)

味噌煮におすすめ① プラス糀 生みそ 糀美人熟甘

国産米100%使用、非加熱製法で作られた赤味噌です。
24割糀ならではのコクと複雑な風味となっています。
香りが飛びにくい赤味噌は、鯖の味噌煮などの煮物にぴったりです。

参照:プラス糀 生みそ 糀美人熟甘

味噌煮におすすめ② 九州産生きてる無添加あわせ(赤)

米・大麦・大豆を使って作られた赤味噌です。
香りが飛びにくいため煮物に向いています。
九州出身の方は一度は食べたことのある馴染みある味噌なのではないでしょうか。

参照:九州産生きてる無添加あわせ(赤)

味噌煮におすすめ③ マル有 有機味噌 無添加

有機大豆と有機米を使って長期間熟成させた味噌です。
長期間熟成されているため香りが飛びにくく、長時間加熱を要するお料理にもおいしく使用することができます。

参照:マル有 有機味噌 無添加

味噌はやっぱり国産がいい◎ 国産素材 信州こうじみそ

使用されている大豆、米、塩全てが国産のお味噌です。
長期熟成されているため香りも芳醇で火を通しても飛びにくいです

参照:国産素材 信州こうじみそ

あなたにあった最適な無添加味噌を選んで◎

どの無添加味噌を購入するか目安はつきましたでしょうか。
無添加味噌といってもご自身の好みやお料理によって選ぶべき商品は変わってきます。
ぜひご自分に一番あった無添加味噌をこの記事を読んで見つけてくださいね。

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執筆者
こやなぎ

看護師歴6年。集中治療室に勤務し、メインで循環器内科、その他消化器外科・呼吸器科・心臓血管外科などを専門としていました。在職中に心不全療養指導士の資格取得しています。プライベートでは0歳男児を育てる母です。女性目線、看護師目線のわかりやすい文章を書くことをモットーとしています。

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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