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味噌ピーナッツのレシピ:簡単&おいしい絶妙な組み合わせを楽しもう!

執筆者 山形ゆかり | 更新日:2023.10.20
味噌ピーナッツのレシピ:簡単&おいしい絶妙な組み合わせを楽しもう!

「味噌ピーナッツ」をご存知ですか。

味噌ピーナッツとは、ピーナッツを加熱して香りが立った状態に甘めの味噌を絡めたもの、です。「味噌ピーナッツ」以外にも、「味噌ぴー」「ピーナッツ味噌」「落花生味噌」など、さまざまな呼び名で親しまれています。

この記事では、3人の子育て中のママ薬剤師・薬膳アドバイザーが、味噌ピーナッツについてご紹介します。

甘くて香ばしい味噌ピーナッツは、お子さまも食べやすくおやつにもぴったりです。味噌ピーナッツは、ごはんやパンはもちろん、炒めものに加えたり、煮てもおいしく、新しい風味に出会えますよ。

市販のものはもちろん、手作りでも簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。

味噌ピーナッツとは!?発祥や、その理由

味噌ピーナッツとは!?発祥や、その理由

味噌ピーナッツはどのようにして生まれたのでしょうか。ここでは、味噌ピーナッツの発祥の由来や、なぜ、味噌とピーナッツの組み合わせが生まれたか、をご紹介します。

味噌ピーナッツの発祥地

「味噌ピーナッツ」の発祥地は、落花生の産地である関東地方、具体的には千葉県や茨城県がその起源といわれています。

この意外でおもしろい組み合わせは、落花生農家の人々の考案です。規格外の落花生を廃棄するにはもったいなく、有効活用するために考えられたとされています。

商品としてはじめて販売したといわれているのは、日出味噌醸造元。初めてこの料理を全国に紹介しました。販売を開始すると、特徴的な名前である「みそピー」と共に、とくに北関東地域を中心に東日本に広まりました。

参考:農林水産省「ピーナッツ味噌/落花生味噌 茨城県

なぜ味噌とピーナッツが組み合わさったのか?

味噌とピーナッツを合わせた理由については諸説あり、具体的な理由ははっきりわかりません。おそらく、ご当地の家庭料理として楽しまれていたものがはじまりだとされています。

商品としての「味噌ピーナッツ」の販売が始まったのは、日出味噌醸造元による情報によれば、昭和35年秋のことでした。営業担当者の方が千葉県での仕事をしていた際、取引先で夕食に招かれたときのことです。その際、酒のつまみとして提供されたのが、おかみさんが手作りした「ピーナッツ味噌」でした。この出会いにより、「ピーナッツ味噌」の開発がすすんだとされています。

参考:日出味噌醸造元「『みそピー』物語

ピーナッツ味噌の基本の作り方

ピーナッツ味噌の基本の作り方

味噌ピーナッツの魅力を最大限に味わえる基本のレシピを紹介します。簡単に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。

【材料】(2人分)

ピーナッツ
80g
白すりごま
大さじ1
大さじ2
みりん
大さじ2
砂糖
大さじ1
みそ
大さじ2
はちみつ
小さじ1

【作り方】

  1. フライパンにサラダ油(分量外)を入れ、油がなじんだら中火でピーナッツをカリッとするまで約10分間炒めます。
  2. 別の容器で、酒、みりん、砂糖、みそ、はちみつをよく混ぜ合わせます。
  3. 炒めたピーナッツに、調味料を加えてよく混ぜます。
  4. 白すりごまを加え、さらに混ぜ合わせてできあがりです。

味噌ピーナッツの保存方法・保存期間

手作りの味噌ピーナッツは適切な方法で保存することが大切です。保存方法について、以下にご紹介します。

  • 清潔な保存容器に入れ、蓋をして冷蔵庫で保存します。1ヶ月を目安に食べ切りましょう。
  • 冷凍することも可能です。冷凍では2ヶ月程度保存可能です。凍らせても、カチカチに固まらないので、冷凍庫から出してすぐに食べることができます。おいしさを保つために、なるべく早めに食べましょう。

味噌ピーナッツの食べ方

味噌ピーナッツの食べ方

味噌ピーナッツは、いろいろな食べ方を楽しむことができます。以下に、そのおすすめの食べ方をご紹介しましょう。

  • そのまま食べる:千葉県では給食のメニューとしても使われます。なにも加えずに、そのまま食べられますよ。
  • おつまみとして食べる:お酒のおつまみとして、味噌ピーナッツを楽しめます。
  • ご飯のお供にする:白いご飯に合わせて食べると、味噌とピーナッツの甘辛い味がよく合うのでおすすめです。
  • パンに合わせる:シンプルなパンに乗せてもよく合います。
  • サラダのトッピングにする:サラダにトッピングすることで、味噌ピーナッツの食感と風味を楽しむことができるでしょう。
  • 料理に使う:味噌ピーナッツを使った料理のアレンジもあります。例えば、炒め物や煮物の具材として使ってもいいでしょう。

味噌ピーナッツのアレンジレシピ

味噌ピーナッツはそのままでおいしく、いろいろなシーンで楽しむことができますが、アレンジも可能です。簡単にできるおすすめのアレンジレシピをご紹介します。

鶏肉の角切りと香味野菜のピーナッツ味噌炒め

鶏肉の角切りと香味野菜のピーナッツ味噌炒め

鶏肉の角切りと香味野菜をピーナッツ味噌で炒めるレシピです。野菜の甘みとピーナッツ味噌の風味が絶妙にマッチした一品ですよ。野菜はお好みで自由にアレンジしてくださいね。辛いものがお好きな方は、一味や豆板醤を加えてもよく合います。

【材料】(2人分)

鶏肉(もも肉)
200g
ピーマン
1個
パプリカ
1/2個
玉ねぎ
1/2個
にんにく
1かけ
生姜
1かけ
ピーナッツ味噌
大さじ2
砂糖
小さじ1
醤油
小さじ1
小さじ1
サラダ油
適量
塩胡椒
適量

【作り方】

  1. 鶏肉は一口大に切り、塩胡椒します。
  2. ピーマン、パプリカ、玉ねぎを角切りにします。
  3. にんにくと生姜はみじん切りにします。
  4. フライパンにサラダ油を熱し、にんにくと生姜を炒めます。
  5. 鶏肉を加えて炒め、色が変わったら野菜を加えて炒めます。
  6. ピーナッツ味噌、砂糖、醤油、酒を加えて炒め合わせてできあがりです。

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味噌ピーナッツを身近に楽しもう!

味噌ピーナッツを身近に楽しもう!

味噌ピーナッツは、地域によっては食べ慣れないかもしれません。しかし、味噌ピーナッツを身近に楽しむ方法はさまざまあります。

そのまま食べたり、おつまみとして楽しんだり、ご飯やサラダに添えたり、料理に取り入れたりと、その用途は幅広いので、自分の好みに合わせて楽しんでくださいね。

おいしくて使い勝手のいい味噌ピーナッツの魅力を取り入れて、おいしいひとときを楽しみましょう。

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執筆者
山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。発酵あんことキムチが大好き、三児の母です。 薬剤師として総合病院で勤務する際に、糖尿病病棟を担当。食の大切さ・楽しさを深く感じ、食に関する資格を取得しました。現在は健康・美容に関するレシピ提案や撮影・執筆活動など、フリーランスにて活動しております。子供たちと気軽にできる発酵料理を日々研究中!

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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