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風味抜群!塩麹香る冬にぴったりな鍋レシピ2選をご紹介

執筆者 山形ゆかり | 更新日:2023.10.20
風味抜群!塩麹香る冬にぴったりな鍋レシピ2選をご紹介

冬の食卓には、心もからだも温まるお鍋が一番ですね。

この記事では、3人子育て中のママ薬剤師・薬膳アドバイザーが塩麹を使った鍋のレシピをご紹介します。塩麹には、冬の季節に役立つ健康効果もたっぷり。子どもも大人もしっかり食べて栄養を補充しましょう。

塩麹の健康効果についてもご説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。

冬には塩麹の健康効果がぴったり

冬には塩麹の健康効果がぴったり

塩麹は、米麹と塩、水だけで作られる発酵調味料です。塩麹には、とくに冬の季節に役立つ健康・美容効果がたくさんあります。以下で、その代表的な効果をご紹介しましょう。

疲労回復効果

​​​​塩麹にはビタミンB群と消化酵素が豊富に含まれます。ビタミンB群、とくにビタミンB1は、糖質のエネルギー代謝に必要な栄養素です。そのため、疲労回復に不可欠なエネルギーを生み出すことに役立ちます。

また、塩麹に多く含まれる消化酵素は、食物の消化吸収を助け、効率的な栄養吸収を促進します。これにより、疲労回復が早まり、からだの回復力が向上しますよ。

美肌効果

​​​​塩麹には肌の美しさを保つ効果があります。
塩麹に含まれる「コウジ酸」は、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制し、紫外線から肌を守ります。また、麹菌はビタミンB群が豊富に含まれているので、肌の再生力を高めるのに役立つでしょう。

さらに、塩麹に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えるので、便秘改善につながります。これにより、老廃物がたまりにくいからだを保ち、肌荒れを予防することが期待できますよ。

肌の水分もしっかり保たれ、透明感ある肌へ導いてくれるでしょう。

免疫力向上

塩麹に含まれる麹菌や乳酸菌は、腸内環境を改善に役立ちます。これにより、善玉菌を増やすことで免疫力を高める効果が期待できますよ。

また、塩麹に含まれるビタミン群やオリゴ糖も免疫力を高める効果があるとされています。これらの栄養素は免疫システムが正常に機能することを助けるので、からだの防御メカニズムを強化してくれるでしょう。

これにより、冬に流行しやすい風邪やインフルエンザから身を守る助けになります。

味の向上

塩麹は、料理の味わいを深くし、柔らかく、香り高い料理を作るのに役立つこともメリットです。

塩麹に含まれる麹菌や乳酸菌は食材のタンパク質や糖を分解し、おいしさを引き出すことができますよ。これにより、食材の味に深みが加わります。

さらに、塩麹に含まれるプロアテーゼという酵素は、タンパク質を分解し、肉や魚を柔らかくします。この効果により、食感を良くすることができるでしょう。

そして、塩麹に含まれる酵素は食材の酵素活性を活発にし、食材の栄養分の変化をもたらします。これにより、料理の香りが豊かになる可能性がありますよ。

冷え性改善

塩麹に含まれる乳酸菌が腸内環境を改善し、血行を促進することで冷え性を改善する効果が期待できます。

また、塩麹に含まれる酵素が体内の代謝を活性化。からだを温める効果により、体温が適切に維持され、冷え性が緩和されます。

さらに、塩麹の酵素は血行を促進するので、血液の循環を改善する助けにもなるでしょう。

塩麹と味噌が香る「豚肉と白菜の味噌塩麹鍋」

塩麹と味噌が香る「豚肉と白菜の味噌塩麹鍋」

塩麹の旨味と味噌のコクが絶妙に組み合わさり、寒い日にぴったりの温かい鍋のレシピです。ヘルシーなのに、食べ応えも充分にあります。お好みで、いろいろな野菜もたっぷりと入れて食べてくださいね。

【材料】(4人分)

豚肉(しゃぶしゃぶ用)
300g
白菜
1/4個(食べやすい大きさに切る)
しめじ
1パック
塩麹
大さじ2
味噌
大さじ2
だし
600ml
大さじ2
しょうゆ
大さじ1
みりん
大さじ1
青ねぎ
適量(みじん切り)

【作り方】

  1. だしを鍋に入れて中火にかけ、沸騰させます。
  2. 沸騰したら酒、しょうゆ、みりん、味噌を加え、よく混ぜます。
  3. 味噌が完全に溶けたら、塩麹を加えてさらに混ぜます。
  4. 豚肉、しめじ、白菜を鍋に加え、具材がしんなりするまで煮ます。
  5. 具材が煮えたら、青ねぎを散らしてできあがりです。

キャベツたっぷり塩麹豚もつ鍋

キャベツたっぷり塩麹豚もつ鍋

キャベツたっぷりの塩麹豚もつ鍋のレシピです。塩麹が味に深みを出し、おいしくて温まる鍋ですよ。あっさりした味付けなので、食べやすくスープまで飲み干したくなるでしょう。ぜひ、作ってみてくださいね。

【材料】(4人分)

豚ホルモン(豚の小腸やハツなど)
500g
キャベツ
1個
もつ鍋用の野菜(ニラ、しいたけ、しめじ、ねぎなど)
適量
塩麹
大さじ4
だし汁
4カップ
みりん
大さじ4
醤油
大さじ2
にんにく
4片(スライスする)
ごま
適量(お好みで)
鍋(大きめの鍋がおすすめ)
 

【手順】

  1. 豚ホルモン(豚の小腸やハツなど)を食べやすい大きさに切ります。
  2. キャベツは食べやすい大きさに適宜切ります。
  3. もつ鍋用の野菜(ニラ、しいたけ、しめじ、ねぎなど)も適当な大きさに切ります。
  4. 鍋に、だし汁、キャベツともつ鍋用の野菜、豚ホルモン(豚の小腸やハツなど)を加え中火で加熱します。
  5. 塩麹、みりん、醤油を加え、中火から弱火にして、蓋をして5分ほど煮ます。
  6. 具材が柔らかくなり、味がなじんだら、ごまを振りかけてできあがりです。

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まとめ

まとめ

簡単にできる塩麹鍋、もちろん具材や味の追加などアレンジは自由に楽しんでください。鍋はささっとできるので、毎日でも食べたいですね。塩麹を使った風味豊かなお出汁も思いっきり堪能しましょう。

風味抜群!塩麹香る冬にぴったりな鍋レシピ2選をご紹介

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執筆者
山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。発酵あんことキムチが大好き、三児の母です。 薬剤師として総合病院で勤務する際に、糖尿病病棟を担当。食の大切さ・楽しさを深く感じ、食に関する資格を取得しました。現在は健康・美容に関するレシピ提案や撮影・執筆活動など、フリーランスにて活動しております。子供たちと気軽にできる発酵料理を日々研究中!

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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