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塩麴のおすすめレシピ2選|今晩の食卓から美容&健康生活を

執筆者 金子あきこ | 更新日:2017.2.28
潮麹につけた鳥肉

塩麹はブームにもなった、ご家庭でも手軽に作れる万能調味料です。肉や魚、野菜にも使え、料理法にもとらわれません。一過性のブームで終わらせてしまうのはもったいない、健康にも美容にもいい要素をたくさん備えています。

手軽にとりいれられる塩麹で健康的に

塩麹は麹と塩、水、タッパーがあればご家庭でも作れる調味料なんですよ。

塩麹をお肉やお魚に塗ると、塩麹に含まれる消化酵素により食品の細胞がある程度分解されるため、食べた後の消化や吸収が効率的に行われ胃腸の負担も軽減されます。

体内での代謝もスムーズになるため、各器官に栄養素がいきわたり、お肌の調子もよくなるというメリットも。

また、塩麹に含まれているオリゴ糖は腸内で善玉菌の餌になり腸内環境を整え、豊富に含まれる乳酸菌は腸の動きを活発にします。普段なんとなく胃腸の調子が整わないと感じている方はぜひ試してみてください。腸内環境が整えば免疫力も上がりますから、体丸ごと健康になれる近道かもしれませんね。

塩麹を手作りするときは低温で発酵させるので、熱で酵素を壊しません。サラダのドレッシングに塩麹を混ぜれば、活発な状態の酵素をそのまま食べられますよ。

塩麹は減塩にも大活躍! 

塩の代わりに塩麹を使うことで、減塩することもできます。というのは、米麹が発酵する過程でアミノ酸によって旨みや甘み成分が増すので、塩分が少なくてもおいしいと感じられるからなんです。

発酵すると栄養価も上がります。塩麹を手作りする際はビタミン、ミネラルが取り除かれている精製塩ではなく、天然塩を使用しましょう。そうすれば塩麹を食べたとき、ビタミン、ミネラルも補給できますよ。毎日食べるものだからこそ、食材は質の良い物を使っていきたいですよね。

ダイエット・肥満防止にもおすすめ

塩麹にはエネルギーを生み出すために、欠かせないビタミンB群が豊富です。ビタミンB群は糖質や脂肪、たんぱく質を、デンプンをぶどう糖に、たんぱく質をアミノ酸に、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解。食べた物の消化吸収をスムーズに促し、体内で熱を発生させます。

食べた物をきちんと熱として燃やしてしまえば、太ることもありませんよね。塩麹はダイエットや肥満防止にもおすすめなのです。

塩麹を使うと保存性が高まる

発酵食品は菌の栄養をエサにして繁殖します。発酵すると有害な腐敗菌の繁殖が抑えられるため保存性が高まるので、作り置きする場合にもおすすめです。

また塩麹をお肉などに塗ると、塩麹に含まれるプロテアーゼがたんぱく質を分解し柔らかくします。お肉やお魚などに塗って下準備をして置き、2、3日後に焼いてもいいですし、1枚づつラップに包んで冷凍しておいても便利ですね。下準備しておくことで、旨みと風味も増しますよ。

◆塩麹の作り方

塩麹の材料

【材料】

米麹  100g
塩(できれば天然塩)  30g
水  120~130㏄
用意するのもの:タッパーやジッパー付きの袋など金属製の物以外

【作り方】

1:麹に塩を合わせ、水を注ぎかき混ぜます。

2:水がひたひたになり過ぎないようにする。

塩麹

3:20度前後の暖かい部屋に1週間から10日くらい放置します。

4:毎日かき混ぜてください。

塩麹

10日ほど置くと完成です!!

◆手羽先の塩麹グリル 塩麹につけた鳥肉

【材料】

手羽先  10本
塩麹  大さじ4
オリーブオイル  適量

【作り方】

1:手羽先に塩麹を塗り半日から1日置く。

2:オーブンを180℃で予熱しておく。

3:鉄板に手羽先を並べ、オリーブオイルをまんべんなくかける。

4:オーブンで25分~30分焼く。

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毎日の生活に塩麹を取り入れて

いつもの料理に取り入れるだけで、塩麹はお料理をさらに美味しく、体を健康にしてくれます。毎日の生活にぜひ取り入れてみてくださいね。

潮麹につけた鳥肉

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執筆者
金子あきこ

管理栄養士、節約美容料理研究家。1978年、大阪府生まれ。東京家政大学短期大学部栄養学科卒業後、特別養護老人ホームやデイサービス、幼稚園にて献立作成、栄養事務、調理業務などに携わる。ごはんとお味噌汁を中心としたシンプルな食生活により、体重減少そして体重維持ができ、肌がキレイになった。実体験をもとに、健康や美容に関するコラム執筆やセミナー、レシピ提供など幅広く活躍中。2児の母。 節約美容料理研究所  http://setuyakubiyouryouri.jimdo.com/

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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