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乳酸菌たっぷり!「水キムチ」を使ったドレッシングの作り方

執筆者 izumi | 更新日:2017.9.22
ドレッシングのかかった野菜

水キムチはこの夏、もっとも注目の発酵食品。韓国の伝統的なお漬物で、名前は「キムチ」とありますが、辛くありません。辛いものが苦手な方やお子さんにも安心して食べていただけます。

水キムチの魅力はなんといってもその乳酸菌の数にあります。その乳酸菌の数はぬかみそ漬けの19倍、なんと3億個にも増えるんです。水キムチのつけ汁にも乳酸菌がたっぷり含まれていますので、つけ汁ごと頂くことがなんといってもおすすめです。韓国では夏の暑い日の夕食時には、まず冷たく冷やした漬け汁を飲んでから食事を始めるということが日常的のようですよ。

水キムチの作り方はとても簡単で、難しい下処理などは一切不要。夏のこの時期ならば、2~3日程で出来上がるとても手軽な韓国の国民食です。前回の記事「乳酸菌が3億個も!この夏最も注目の発酵食品《水キムチ》の作り方」ではその水キムチの作り方をご紹介しました。

爽やかな酸味で、つけ汁ごと頂くことができますが、お漬物で食べる以外にも利用法はいくつかあります。今回はその中でも最も手軽に消費できるドレッシングの作り方をご紹介します。

必要な調味料は2つだけ! 乳酸菌と野菜のうま味でどんな食材にもピッタリ

水キムチのドレッシングは、既に発酵している水キムチを使います。通常のドレッシングは酢や塩、醤油などの酸味と塩味が必要になりますが、水キムチはその両方とも既に含まれています。

仕込まれる際にはすでに塩が含まれ、発酵することにより塩味の角を取る効果もある乳酸菌の爽やかな自然な酸味、野菜が発酵することにより生まれるアミノ酸のうま味など、既に美味しさが十分に含まれるため、味付けはオイルと甘みを加えるだけで美味しいドレッシングができます。

このドレッシングは、サラダはもちろん、冷奴や納豆、枝豆、焼き茄子などにかけても美味しくいただけます。

水キムチドレッシングの作り方

【材料】

・水キムチ 150g
・水キムチのつけ汁 100ml
・てんさい糖 小さじ1
・EXVオリーブオイル 大さじ1
 ※オイルは、ゴマ油、なたね油、エゴマなどのオメガ3系の油などお好みで変えても

【作り方】

1. 水キムチと漬け汁をミキサーかハンドブレンダーにかける。


2. てんさい糖、オリーブオイルを加えさらに撹拌する。

ビーカーの中のドレッシング


3. さらに30秒ほど、なめらかになるまで撹拌する。

ビーカーに入ったドレッシング


4. 蓋がしっかりと閉まる保存容器に入れ、冷蔵庫で4日程保存可能。

水キムチに使っている野菜の種類によって色合いや味が違います。パプリカや人参など、赤系色の野菜を多めに使うと、綺麗なオレンジ色のドレッシングになります。

また、水キムチにリンゴや梨などを漬けたものをドレッシングに使うことにより、フルーティーな風味をプラスできます。てんさい糖は必ずしも加える必要はありませんが、うま味を引きだし酸味をマイルドにさせる効果がありますのでお好みで調整してください。


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水キムチをアレンジしたドレッシングを楽しんで

特別な行程は一切必要がなく、ミキサーやハンドブレンダーで撹拌するだけなのでとても簡単。材料の水キムチやつけ汁の分量もお好みで調整することができます。なんといっても添加物なども一切含まれませんので安心ですね。漬け物の味に少し変化をつけたい時などに、是非アレンジしてみてくださいね。

ドレッシングのかかった野菜

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執筆者
izumi

発酵食料理研究家。 マーケット調査やMD、企画の経験を活かし、ウェブライターや食育インストラクターとしても活動。 金沢を拠点とする「発酵食大学」の東京校、NHK学園オープンスクールの講師も務め、東京都内や近郊で発酵食品の活用や食育にまつわる講座を開催。 発酵食品を、日常の食事へ取り入れるための活用法や、調味料として使用するためのアイディアを、個人主催、企業主催問わず料理教室や座学講座などを通して伝えている。 ブログ・http://cyuramoon.minibird.jp/

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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