寒いこの時期あったかい緑茶はとても美味しいですよね。今や緑茶は様々な種類が販売され、一種のブームのようです。
普段、何気なく飲んでいる緑茶ですが、じつは素晴らしいパワーの持ち主なんですよ。緑茶の持っているパワーとその秘密を緑茶のレシピと共にご紹介します。
緑茶の素晴らしいパワーとは!?
緑茶の代表的な成分である抗酸化作用のあるカテキンは、お茶独特の渋みのことです。コレステロールの低下作用や血圧上昇抑制作用、抗インフルエンザ作用、抗菌作用、アレルギー予防、口臭予防など、その効果は多岐にわたります。
カテキンの抗菌作用は対外的なものだけでなく、なんと腸内にいる悪玉菌や病原菌などに対しても作用します。悪玉菌が減り善玉菌が増えることで、腸内環境が良くなれば免疫力も上昇していきます。
その他にも抗酸化成分のフラボノイド、β―カロテン、美白や風邪予防に良いビタミンC、老化防止のビタミンE等が含まれています。どれも魅力的な成分です。
歳を重ねるとともに、免疫力の低下から体調を崩しやすくなったり、各代謝器官の機能も落ちてくるのは誰もが同じことですよね。健康でいつまでも美貌を保つためには、チョコチョコ体に良い素材を摂ることをおすすめします。
病気は日々のライフスタイルの積み重ねですから、感染症などが流行する前に、細菌やウイルスなどに負けない強い体を作っておくことが大切です。
アンチエイジングにも緑茶!
活性酸素は紫外線を浴びる以外にも、食事や飲酒、喫煙、ストレスなど様々な要因で発生し、体内に蓄積、体を老化させていきます。もちろん、お肌のしわやたるみ、くすみなどの原因にもなってしまいます。
老化を予防するためには、ビタミンE、C、β-カロテンなどの抗酸化作用を持つビタミン類や、活性酸素を除去するカロテノイドやフラボノイドなどが有効です。
これらの老化を予防する栄養成分も、緑茶に含まれているのです。とてもパーフェクトな飲料といえるでしょう! 緑茶にはカリウムが豊富に含まれているので、デトックス効果が期待できます。ただ、利尿作用がありますから寝る前に飲むのは避けましょう。
緑茶には緑黄色野菜と同じ栄養素が含まれている!?
緑茶の栄養素にはビタミンAやβーカロテン、ビタミンE、葉酸など、緑黄色野菜の栄養素と同じものがギュっと含まれています。感染症の予防や抗酸化作用など健康と美容に欠かせない効果が期待できます。
しかし、茶葉に含まれる栄養素はお茶にしたとき、お茶に溶け出さずに茶葉に残ってしまうものもあります。だから「飲む」だけではもったいない!
実は茶葉をそのまま食べることも、できるんです。油との相性が良く、一緒に食べることで栄養素が効率よく摂取できます。そのままチャーハンに混ぜたり、使用済みの茶葉を佃煮にして食材にもできます。気軽に取り入れられるのが嬉しいですね。
ご家庭でも手軽に作れるお茶の葉料理をご紹介します。
※緑茶に含まれるタンニンが鉄の吸収を妨げる作用があります。場合によっては、逆効果になってしまう場合もあるので、貧血などがある方は主治医にご相談ください。
◆茶葉の佃煮
【材料】
使用済みの緑茶 大さじスプーン山盛り2
ごま油 小さじ2
本みりん 小さじ1
砂糖 小さじ2
醤油 大さじ1
【作り方】
1:熱したフライパンにごま油を入れ、使用済みの茶葉を中火で炒める。
2:みりん、砂糖、醤油を加え煮汁がなくなるまで炒める。
◆茶葉入り焼き飯
【材料(1人分)】
ごはん 150g(茶碗1杯分)
卵 1個
豚挽き肉 30g
人参 10g
長葱 10g
緑茶の葉 小さじ1/2
油 適量
塩麴(液体) 大さじ1
【作り方】
1:フライパンを弱火で熱し、緑茶の葉を煎っておく。
2:人参と長葱を粗みじん切りする。
3:熱したフライパンに豚挽き肉を加えさっと炒め、人参と長葱を加え炒めたら塩麴を大さじ1/2加える。
4:温かいご飯、溶き卵を加え切るように木べらで合わせていく。卵に火が通ったら、残りの塩麴と煎った茶葉を加え合わせる。
いかがでしたか? 茶葉を料理を使うというと難しいように感じますが、意外と簡単に普段の食事に取り入れることができます。また、緑茶はノンカロリーですのでとってもヘルシーなドリンクです。お砂糖の入ったドリンクを飲むのなら断然緑茶がおすすめです。緑茶を食べて、ウイルスや細菌から体を守りましょう!