もうすぐ5月5日、端午の節句、こどもの日ですね。端午の節句には子供の成長を祝うだけではなく、家族がみな健康に過ごせますように、という願いも込められています。
端午の節句で思い浮かべるものといえば、柏餅、ちまき、菖蒲湯ですね。なぜこれらが端午の節句を表す代表的な言葉になったのでしょう? どんな由来があるのか見てみましょう。また、端午の節句に食べたいお酒のおともに最適な発酵食品レシピを紹介します。
端午の節句の食べ物の意味
まず、柏餅が端午の節句に食べられるようになったのは、柏餅で使われる柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないからです。柏餅を食べることで、柏の葉と同じように子供が生まれるまでは親も死なない、と言われています。昔は武家の家系存続への願いが込められていたようです。
ちまきは今では笹の葉や竹の葉で包んで作りますが、昔は災いを払いのけると信じられていた、茅(ちがや)(ちがや)の葉で巻いて食べられていたことから、「ちまき」と呼ばれるようになりました。
菖蒲は香りが強いことから邪気を払うと考えられていたことから、菖蒲湯に入る習慣が生まれました。また胃の健康を保つという成分が含まれているので、菖蒲を浮かべたお酒を飲んだりもしました。
端午の節句を表す代表的な風習にはそんな意味が込められていたんですね。
ちまきを酵素玄米にすると美味しさ&GABAが増える
玄米はビタミンやミネラルが豊富な上に、食物繊維が豊富に含まれています。老廃物を排泄する力があります。しかし玄米はパサパサして美味しくない。食べると胃の調子が悪くなったりと、消化が良くないというデメリットも持っています。
ところが酵素玄米にすることで、もちもちした食感になり美味しく、胃腸の負担を軽減し食べることができます。玄米にはもともとGABA含まれていて、酵素玄米にすることでGABAが増えるというメリットも。
GABAは脳の細胞や内臓機能の代謝を活性化させたり、リラックス効果を高めたりという働きをしてくれます。代謝は年齢を重ねるごとに活性が緩やかになりますから、とても嬉しい働きですよね。
健康的にお酒を楽しむ、大人の発酵玄米でアレンジメニュー
端午の節句にちなんで「ちまき」を酵素玄米で作ります。
端午の節句は親類の方々も集まってお子様の健やかな成長をお祝いしますよね。そんな席ではお酒も進むことでしょう。酵素玄米は肝臓の働きを活発にしてアルコールの代謝を高めてくれます。またアルコールを飲むことで血糖値が下がりますが、飲みながら炭水化物である酵素玄米を摂ること宴後に甘いものや〆のラーメンなどの欲求を軽減することもできますよ。
酵素玄米を使った「ちまき」と「おつまみ」をご紹介します。
今回の発酵玄米はちまきのもっちり感を出すために、お水の分量を増やしてのご紹介になります。
◆もっちり発酵玄米
【材料】
玄米 2合
小豆 大さじ1
塩 小さじ1/2
【作り方】
1. 玄米を3回洗い、小豆と共に水のはったボールで一晩浸水させる。
2. 玄米の水気を切り、炊飯器に入れ、水を3合の目盛りに合わせる。
3. 玄米モードで炊く。
※炊いた日を1日目として3日目くらいが食べごろ。
◆発酵玄米ちまき風
【材料(2個分)】
発酵玄米3日目のもの 240g
筍 20g
人参 20g
椎茸 1枚
枝豆 10g(8粒前後)
ごま油 小さじ1
(調味料)
★酒 小さじ1
★みりん 小さじ1/4
★醤油 小さじ1
竹の皮 あれば
【作り方】
1. 筍、人参、椎茸を5cm角のスライスにする。
2. 枝豆はさやから出しておく。
3. フライパンにごま油を入れ、①と枝豆を炒める。
4. ★を加え煮汁がなくなるまで炒める。
5. 発酵玄米と④を合わせて、ちまき風にする。
◆発酵玄米のしそ巻き
【材料(10個分)】
発酵玄米 100g
大葉 10枚
ぬか床又は塩
【作り方】
1. 大葉を洗いペーパーで水気をふき取る。
2. ぬか床に半日漬け込む。
ぬか床がなければ大葉に塩を振り、ラップに包んで1半日置く。
3. 大葉を水で洗い、ペーパーで拭き取る。
4. ラップの上に大葉のせ、発酵玄米を10gのせ巻く。
いかがでしたか?
発酵玄米を家族で上手に取り入れて、健康を保ちましょう。