「きゅうりと味噌の料理は、もろきゅう、しか知らない!」
「味噌を使ったレシピのバリエーションが知りたいな」
「サラダ以外に、きゅうりを楽しめるレシピはあるかしら……」
そのように、味噌やきゅうりを活用したいとおもわれている方も多いのでは。
この記事では、3人子育て中のママ薬剤師、薬膳アドバイザーが、きゅうりと味噌を使ったレシピをご紹介します。忙しい日でも手軽に作れる簡単な作り方ばかりです。味噌ときゅうりの健康や美容にいい栄養価についても、ご説明しましょう。
味噌ときゅうりの組み合わせは、さまざまな料理でよく見られる絶妙なコンビネーションといえます。味噌の深い風味ときゅうりの爽やかさが絶妙に合わさってとてもおいしいですよ。
ぜひ、この記事を参考にして気軽に作ってみてくださいね。
発酵食品!味噌に含まれる栄養価とは
味噌は発酵食品であり、大豆を主原料としています。発酵の過程でアミノ酸やビタミン類が多量に生成され、栄養価が高まります。味噌に含まれる栄養素としては、以下が挙げられます。
- たんぱく質: 味噌にはたんぱく質が豊富に含まれています。とくに植物性たんぱく質が多く含まれており、からだや筋肉の細胞修復や成長に不可欠です。
- 大豆レシチン: 味噌には大豆レシチンが含まれています。大豆レシチンの役割は脂質代謝の促進や、肝臓の働きを正常に保つことです。
- 大豆サポニン: 大豆に含まれるサポニンは、抗酸化作用や抗炎症作用があり、免疫機能の向上に役立ちます。
- イソフラボン: 大豆に含まれるイソフラボンは、植物性エストロゲンの一種であり、女性ホルモンに似た効果を持つとされています。これにより更年期障害の症状の緩和に役立つ可能性があるといえるでしょう。
- ビタミン: 味噌にはビタミンB群(とくにビタミンB2、B3、B6、B12)が豊富に含まれています。これらのビタミンはエネルギー生成や皮膚、神経、赤血球形成に関わっています。
- ミネラル: 味噌には骨の健康や神経伝達に必要なリン、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。
- 食物繊維: 味噌には食物繊維も含まれており、腸内環境を良い状態にするために役立ちます。食物繊維は便通を改善し、消化器系のトラブルを予防します。
味噌ときゅうりの相性の良さ
味噌ときゅうりは相性が良く、和え物や漬物、炒め物、汁物など、さまざまなレシピに使用されます。味噌は主に大豆を原料とし、発酵の過程で多くのアミノ酸やビタミンが生成され、栄養価が高まります。一方、きゅうりはシャキシャキとした食感が人気で、そのさっぱりとした風味が、濃厚な味噌と絶妙に調和します。とくに、きゅうりに塩を加えてよくもんでから味噌をつけると、その相性がさらに際立ち、おいしくいただけます。
さらに、味噌は発酵食品で、腸内の健康を助ける善玉菌が豊富です。きゅうりに含まれる食物繊維は善玉菌のエサになります。善玉菌は消化器官を良い状態に改善し、免疫機能を向上させる可能性があります。
一方、きゅうりは水分が豊富で、水分補給にも役立ちます。また、低カロリーながらビタミンやミネラルも多く含んでいます。
味噌ときゅうりを組み合わせることで、おいしさと健康を同時に楽しむことができるメニューになるでしょう。
味噌ときゅうりを使ったおすすめ簡単レシピ
味噌ときゅうりとの相性が抜群の簡単にできるレシピをご紹介します。おつまみや、晩御飯のおかずやランチなど、さまざまな場面で大活躍しますよ。どれも、簡単にできる作り方なのでぜひ試してみてくださいね。
おつまみにもぴったり!きゅうりの味噌マリネ
きゅうりと味噌を和えた、おつまみにもぴったりなメニューです。たくさん作って、冷蔵庫で保存しておくことも可能ですよ。辛い味がお好きな方は、お好みで豆板醤や七味を加えてみてくださいね。
【材料】(4人分)
- きゅうり
- 2本
- 味噌
- 大さじ3
- 醤油
- 大さじ2
- ごま油
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
- 砂糖
- 大さじ1
- にんにく
- 1片(みじん切り)
【作り方】
- きゅうりを乱切りにし、塩を振って水気を抜きます。
- 別のボウルで、味噌、醤油、ごま油、みりん、砂糖、みじん切りにしたにんにくを混ぜ、合わせ調味料を作ります。
- きゅうりに合わせ調味料を入れ、よく混ぜます。
- 冷蔵庫で1時間以上冷やしてできあがりです。
居酒屋風!味噌きゅうりサラダ
居酒屋さんにありそうな味噌ときゅうりを使ったサラダです。お好みで、その他の野菜を加えて自由にアレンジしてください。
【材料】(4人分)
- きゅうり
- 2本
- 大根
- 10cm程度
- 味噌
- 大さじ3
- ごま油
- 大さじ2
- 酢
- 大さじ1
- 砂糖
- 大さじ1
- にんにく
- 1片(みじん切り)
【作り方】
- きゅうりを千切りにします。
- 大根の皮をむき、千切りにします。
- 別のボウルで、味噌、ごま油、酢、砂糖、みじん切りにんにくを混ぜてドレッシングを作ります。
- きゅうりと大根にドレッシングをかけ、よく混ぜます。
- 冷蔵庫でよく冷やしてできあがりです。
毎食の献立のおともに!味噌きゅうりのピクルス
毎食の献立のおともにぴったりな、味噌きゅうりのピクルスです。このレシピは手軽に作れて、常備できる優秀な一品ですよ。きゅうりの爽やかな食感と味噌のコクが絶妙に組み合わさり、食事を引き立てる一品となるでしょう。ぜひ、作ってみてください。
【材料】4人分
- きゅうり
- 2本
- 味噌
- 大さじ4
- ワインビネガー
- 大さじ2
- 砂糖
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1/2
- 唐辛子
- 1本(輪切り)
【作り方】
- きゅうりを薄切りにし、塩を振って水気を抜きます。
- 別のボウルで、味噌、ワインビネガー、砂糖、唐辛子を混ぜてピクルスの漬け汁を作ります。
- きゅうりを漬け汁につけ、冷蔵庫で1時間以上漬け込んでできあがりです。
ランチにもぴったり!味噌ときゅうりの和風サンドイッチ
味噌ときゅうりの和風サンドイッチは、ヘルシーで食べやすく簡単に作れます。ランチにもぴったりです。きゅうりの爽やかな風味と、味噌の深い旨味が絶妙に組み合わさっています。和食の要素を取り入れたサンドイッチで健康的なランチタイムを楽しみましょう。
【材料】4人分
- サンドイッチ用食パン
- 4枚
- きゅうり
- 2本(薄切り)
- ゆで卵
- 2個(粗くみじん切りにする)
- 味噌
- 大さじ4
- マヨネーズ
- 大さじ2
【作り方】
- サンドイッチ用食パンの片面に薄く味噌を塗ります。
- もう片面にマヨネーズを塗ります。
- きゅうりの薄切りをパンの上に広げます。
- パンの上にゆで卵を広げます。
- もう1枚のパンを重ね、重しを乗せてしばらくおき、サンドイッチにします。
- サンドイッチを食べやすい大きさにカットしてできあがりです。
白いご飯が止まらない!きゅうりと豚肉の味噌炒め
きゅうりと豚肉の味噌炒めは、濃厚な味噌の味が食欲をそそる一品です。白ご飯との相性も抜群で、おかずの定番メニューとして楽しむことができます。フライパン一つでできあがるので、調理も後片付けも簡単です。忙しい日でも手軽に作れますよ。
【材料】(4人分)
- 豚肉(薄切り)
- 200g
- きゅうり
- 2本(薄切り)
- 味噌
- 大さじ2
- 醤油
- 大さじ2
- みりん
- 大さじ2
- 砂糖
- 大さじ1
- ごま油
- 大さじ1
- にんにく
- 2片(みじん切り)
- 白ごま
- 適量
- 青ねぎ(みじん切り)
- 適量
【作り方】
- フライパンにごま油を熱し、みじん切りにしたにんにくを炒めます。
- 豚肉を加え、火が通るまで炒めます。
- 豚肉に火が通ったら、きゅうりを加えて炒めます。
- きゅうりがしんなりとしたら、味噌、醤油、みりん、砂糖を加え、全体が均一になるまで炒めます。
- 最後に、白ごまと青ねぎを散らしてできあがりです。
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味噌ときゅうりを使った料理のバリエーションを楽しもう!
味噌ときゅうりを使った料理は、その組み合わせから生まれる独特の風味と食感が魅力的です。発酵食品の味噌を使うことで料理全体のコクを深くすることができるでしょう。
この組み合わせを活かしたバリエーション豊かな料理を楽しむことで、毎日の食卓に新しいメニューを取り入れることができます。おつまみやサラダ、炒め物、さらにはサンドイッチまで、幅広い料理にアレンジ可能です。
健康的でおいしい味噌ときゅうりの料理をぜひ作って、その味わいを楽しんでくださいね。