発酵食品と酵素の力で、いつまでもキレイで健康にくらす!
専門家インタビュー
美醸ラボトップコラム一覧 > 味噌ドレッシングのレシピ|野菜を美味しくヘルシーに食べる簡単な方法

味噌ドレッシングのレシピ|野菜を美味しくヘルシーに食べる簡単な方法

執筆者 山形ゆかり | 更新日:2023.10.20

「自家製のドレッシングでサラダをおいしく食べてみたい!」
「健康や美容にいいメニューを普段から取り入れたい……」
「味噌を使った料理のバリエーションを増やせないかしら」

そのようなお悩みをもつ方も多いのでは。

この記事では、3人の子育て中の薬剤師・薬膳アドバイザーが、そんな方にぴったりの味噌を使ったドレッシングの作り方をご紹介します。

味噌は、大豆を発酵させた発酵食品。美容にも健康にも役立つ栄養素が豊富に含まれていますよ。ドレッシングにすると、その栄養素を丸ごと摂ることができます。

味噌は味噌汁以外、あまり使うことがない、という方にはとくにおすすめです。子どもにも食べやすい、酸味の少ないレシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

冷蔵庫にある味噌を、どんどん活用しましょう!

発酵食品・味噌に含まれる栄養素とは

味噌
味噌は、伝統的な発酵食品の一つで、主に大豆と塩、麦や米などの穀物を発酵させて作られるペースト状の調味料です。

微生物によって大豆の糖分やでんぷん質が分解される過程で、有用な成分が生成されています。この過程によって、味噌の栄養価や健康にうれしい栄養素が大幅に増加するのです。

以下は、味噌に含まれる主な栄養素をご説明します。

  • たんぱく質:
    味噌にはたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質がからだのあらゆる組織の形成、とくに筋肉の生成に必要です。

  • ビタミン類:
    味噌にはとくにビタミンB群やビタミンKが豊富で、ビタミンE、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチンが含まれています。これらのビタミン類はエネルギー代謝や血液凝固に必要です。

  • ミネラル:
    カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛などが含まれ、骨や歯、血液の健康を促進します。

  • アミノ酸:
    微生物によって分解された大豆のたんぱく質はアミノ酸に変化します。その中には、ひとが生きていく上で不可欠な必須アミノ酸9種類がすべて含まれています。

  • 食物繊維:
    水溶性食物繊維を含む味噌は、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。食後の血糖値の上昇を抑えるのに役立つでしょう。

味噌を使ったドレッシングのメリット

パンとサラダの食事
味噌をドレッシングの材料に使うメリットは多くあります。その中でも魅力的なものを以下でご紹介しましょう。

  • 風味が豊か:
    発酵食品の味噌は深い旨味とコクがあり、味噌ドレッシングを料理に合わせることでサラダや野菜に深みを与えることができます。

  • 免疫力UP:
    味噌に豊富に含まれる乳酸菌が、腸内の健康を保ち、免疫力を向上させる助けになります。

  • バリエーションが豊富:
    味噌は他の調味料と組み合わせることでさまざまな種類のドレッシングを作ることができ、飽きずに楽しめるでしょう。

  • 簡単な調理:
    味噌ドレッシングは手軽に作れ、簡単に料理のアクセントとして活用できます。

手作り味噌ドレッシングの保存方法

瓶詰め
手作りの味噌ドレッシングを保存する場合には、以下の方法がおすすめです。新鮮でおいしい状態を保つために、正しい保存方法を守りましょう。

保存容器

手作りドレッシングを保存する際には、密閉性の高いガラス瓶やプラスチック容器が適切です。空気を遮断することで保存性が高まりますよ。

容器の大きさに合わせて材料の分量を調整しましょう。市販されている容器のなかには目盛りがついているものもありますよ。

保存場所

常温ではなく冷蔵庫での保存がおすすめです。

賞味期限

手作りの味噌ドレッシングの保存期間は、種類によって異なり一概にはいえません。保存料が含まれていないため、なるべく早めに使い切りましょう。

味噌ドレッシングのレシピ!おすすめ5選

ボウルの中で混ぜる
味噌を加えることでできる自家製のドレッシングのご紹介です。おすすめの作り方の厳選5種類。味のバリエーションが豊かに楽しめるので、いろいろ作ってお気に入りを見つけてくださいね。

ごま油香る味噌ドレッシング

ごま油の風味が効いている味噌ドレッシングは、韓国料理や中華料理などアジア料理にぴったりです。味噌とごま油を合わせると、とても濃厚でパンチのあるドレッシングになりますよ。さらにすりごまの香ばしさが食欲をそそります。

材料(作りやすい分量)

味噌
大さじ2
ごま油
大さじ2
醤油
大さじ1
大さじ1
砂糖
小さじ1
すりごま
小さじ1/2

作り方

  1. ボウルに味噌、ごま油、醤油、酢、砂糖を入れてよく混ぜます。
  2. すりごまを加え、均一になるまでさらに混ぜ合わせます。
  3. 保存する場合は、保存容器にいれてできあがりです。

味噌とオリーブオイルのドレッシング

味噌とオリーブオイルのドレッシングは、旨味と風味が調和した絶妙な味わいです。オリーブオイルを使うと、その特徴的な風味がとてもフルーティーで味に深みが加わりますよ。

さらに、りんご酢の酸味とブラックペッパーの辛味がアクセントとなり、サラダや料理にぴったりです。

材料(作りやすい分量)

味噌
大さじ2
オリーブオイル
大さじ2
りんご酢
大さじ1
醤油
小さじ1
砂糖
小さじ1
ブラックペッパー
適量

作り方

  1. ボウルに味噌、オリーブオイル、りんご酢、醤油、砂糖を入れてよく混ぜます。
  2. ブラックペッパーを加え、均一になるまで軽く混ぜます。
  3. 保存する場合は、保存容器にいれてできあがりです。

お子さまにも人気!お酢なしの白味噌ドレッシング

酸味が強いお酢が苦手なお子さまも多いのではないでしょうか。そんなお子さまでも楽しめるお酢なしの味噌ドレッシングです。

味噌は白味噌を使っているので、甘みもあってより食べやすいですよ。レモン汁の量はお好みで調整してくださいね。

材料(作りやすい分量)

白味噌
大さじ2
大さじ2
お好みのオイル
大さじ2
レモン汁
大さじ1
砂糖
小さじ2
白すりごま
小さじ1/2

作り方

  1. ボウルに白味噌、水、お好みのオイル、レモン汁、砂糖を入れてよく混ぜます。
  2. 白すりごまを加え、均一になるまでさらに混ぜ合わせます。
  3. 保存する場合は、保存容器にいれてできあがりです。

低カロリー!ノンオイルの味噌ドレッシング

ダイエット中でも安心してたっぷり使えるドレッシングです。オイルを使わないことでカロリーを低く抑えることができます。

材料(作りやすい分量)

味噌
大さじ2
醤油
大さじ1
大さじ1
みりん
大さじ1
砂糖
小さじ1
おろしにんにく
1/2 片分
おろししょうが
1/2 片分

作り方

  1. 手鍋に味噌、醤油、酢、みりん、砂糖を入れてよく混ぜながら弱火で加熱します。
  2. おろしにんにくとおろししょうがを加え、再びよく混ぜ合わせます。
  3. 粗熱がとれたらできあがりです。保存する場合は、保存容器にいれましょう。

思い立ったらすぐできる:簡単味噌ドレッシング

忙しい日常でも手軽に作れる簡単な味噌ドレッシングです。少ない材料でぱぱっと作れますよ。

材料(作りやすい分量)

味噌
大さじ2
醤油
大さじ1
大さじ1
砂糖
小さじ1

作り方

  1. ボウルに味噌、水、醤油、酢、砂糖を入れ、よく混ぜます。とくに砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜましょう。
  2. 保存する場合は、保存容器にいれてできあがりです。

オススメ記事

【保存版】味噌の種類|地域や原材料で特徴がこんなに違うの?

日本人の食生活に欠かせない味噌はその地域によって様々な種類があります。 味噌には保存食としての古い歴史があり、土地の気候や収穫される農作物の違いによって作り方や使用する材料が異なります。身近な食品だけど実は知られていない魅力についてご紹介します。


記事を見る

身近な味噌を生かしたドレッシングで料理に彩りを!

ごま入りドレッシング
常備品である味噌を使ったドレッシング。手軽で思い立ったらすぐにでき、そのうえバリエーションはとても豊富です。味噌の旨味と栄養価を活かして、野菜やお肉、魚などの料理をおいしくヘルシーに楽しみましょう。

味噌ドレッシングを使うと、簡単に美容と健康を意識した食事になりますよ。ご紹介したレシピはどれも簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

この記事が気に入ったらシェア!しよう

googleplusシェアする

FacebookやTwitterで更新情報を手に入れよう!

いいねする フォローする
執筆者
山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。発酵あんことキムチが大好き、三児の母です。 薬剤師として総合病院で勤務する際に、糖尿病病棟を担当。食の大切さ・楽しさを深く感じ、食に関する資格を取得しました。現在は健康・美容に関するレシピ提案や撮影・執筆活動など、フリーランスにて活動しております。子供たちと気軽にできる発酵料理を日々研究中!

この執筆者の記事を読む この執筆者の記事を読む

美醸ラボとは美醸ラボとは

30~50代の女性を対象に、キレイと健康の情報を提供するサイトです。 「ダイエット」「アンチエイジング」「更年期障害」の3つを柱として、専門家からのアドバイスや役立つ情報を紹介します。  とくに「発酵食品」と「酵素」に注目します。味噌、醤油、麹など伝統的な日本食に美と健康のヒントを発見するとともに、「酵素」のパワーを積極的に取り入れることを提案します。 30~50代の女性を対象に、キレイと健康の情報を提供するサイトです。 「ダイエット」「アンチエイジング」「更年期障害」の3つを柱として、専門家からのアドバイスや役立つ情報を紹介します。  とくに「発酵食品」と「酵素」に注目します。味噌、醤油、麹など伝統的な日本食に美と健康のヒントを発見するとともに、「酵素」のパワーを積極的に取り入れることを提案します。 発酵食品とは発酵食品とは 酵素とは酵素とは 更年期障害とは更年期障害とは

おすすめタグおすすめタグ

タグ一覧はこちら

人気記事ランキング人気記事ランキング

まだデータがありません。

執筆者一覧執筆者一覧 キャラクター一覧キャラクター一覧 twitterでフォローするtwitterでフォローする

監修

監修

圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

(c) AiTRIGGER Inc.