水切りヨーグルトをご存じですか? 別名ギリシャヨーグルトといいますが、ヨーグルトの上澄み液である水分を取り除いて濃縮された固いヨーグルトのことを指します。本来ギリシャでは日常的に食べられている程ポピュラーなヨーグルトですが、近年日本では静かなブームが起きています。
水切りヨーグルトは、クリームチーズとヨーグルトの中間のような質感をしていて、舌触りは濃厚でクリーミーです。普通のヨーグルトに比べ、酸味もマイルドなため、お料理にも使いやすく、生クリームやサワークリームなどの代用として使われたり、スイーツなどにも応用されています。
この水切りヨーグルトの後を引くような味わいに、ハマってしまう女性が続出しているというわけです。今回はこの水切りヨーグルトを自宅で簡単にいただく方法をご紹介したいと思います。
少量で大満足! スイーツの代わりに水切りヨーグルトを
先ほど、水切りヨーグルトはヨーグルトの水分を取り除いた部分といいましたが、この取り除かれるヨーグルトの水分はホエーや乳清といわれます。
ヨーグルト独特の酸味などの味は主にホエーに含まれるので、水切りすることで酸味が抑えられ食べやすくなります。ヨーグルトの酸味が苦手な方にもおススメです。
ホエーを取り除いたヨーグルトは、しっかりした味わいになるのでスイーツの代用としてぴったり。アイスクリームや甘いデザートを食べる変わりに水切りヨーグルトをそのまま食べるのはもちろん、フルーツを混ぜたり、メイプルシロップをかけるのも美味しいですよ。少量で満足できるため、食べ過ぎを抑えダイエット中も活躍します。
おうちで簡単! 水切りヨーグルトに必要な道具
水切りヨーグルトはとても簡単に作ることができます。市販のヨーグルトの水分を切ればいいだけ。もちろん、自宅でヨーグルトを作っている方も同じ方法で試してみてくださいね。
必要な道具は、次の2つがあればできます。
・ヨーグルトの水分を切るザルなどのようなもの
・濾した時に水分を入れる容器
専用の容器など販売されていますが、おススメの道具はコーヒードリッパーとコーヒーフィルター、空き瓶です。
コーヒーフィルターは水切りをしっかりしてくれるうえに、手に入りやすく、保存の場所もとりません。100円均一で売っているもので十分です。ヨーグルトの水分を受ける部分は、コーヒードリッパーの抽出口のサイズにあうもので、安定感のある空き瓶や容器などがあればそれを使いましょう。
水切りヨーグルトの作り方
水切りヨーグルトの作り方をご紹介します。
1. コーヒードリッパーにコーヒーフィルターをセットし、空き瓶などの容器に乗せます。
2. セットしたコーヒーフィルターにヨーグルトを8分目位まで入れ、ラップなどで蓋をします(私は瓶の蓋でコーヒードリッパーに蓋をしています)。

画像はWECKの瓶の蓋、Lサイズを載せました。このフィルターにはサイズがぴったりでした
3. 冷蔵庫内の安定した場所にそのまま5~8時間程度おき、水分を濾します。
※水切りヨーグルトの固さは、濾す時間によって変わります。濃厚な味わいにしたい時はしっかり水切りする必要がありますので8時間、クリームのような柔らかい口当たりにしたい場合は5時間程度濾します。お好みで時間を調節してください。お出かけ前にセットしておけばおやつに。就寝前にセットしておけば朝ごはんにもぴったりです。
4. 水気が切れたら保存容器に移し替えて冷蔵庫で保存します。
2~3日は保存が可能です。そのままメイプルシロップやフルーツソース、ジャム、ハチミツ、練乳などをかけて食べます。甘酒をかけても美味しくいただけますよ。
濾したホエーはドリンクやお料理にも!
濾したホエー(乳清)はそのまま飲んでもいただけますが、ドリンクにするとヨーグルトの風味が楽しめて飲むヨーグルトのような爽やかなドリンクに生まれ変わります。他にもドレッシングにしたり、お料理にも使えますよ。
次回はこのホエーの利用法をいくつかご紹介します。お子様のおやつにもぴったりの水切りヨーグルト。いつものヨーグルトを違った使い方で楽しみたい方には新し発見になると思いますよ!