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【保存版】味噌汁の基本的な作り方|出汁のとり方から料理初心者にも優しく解説

執筆者 安田あかり | 更新日:2023.10.20

食卓に並ぶことの多い味噌汁は、料理初心者も取り掛かりやすいメニューの1つです。
今回は料理初心者にも分かりやすく、美味しい味噌汁の作り方をご紹介したいと思います。
コツを掴めばレシピを見ずに作れるようになりますので、参考になれば幸いです。

【初心者向け】和風顆粒だしで作る味噌汁の作り方

和風顆粒だしで作る味噌汁の作り方

初心者にも手軽にできる市販の和風顆粒だしで作る味噌汁の作り方をご紹介します。
基本的に和風顆粒だしを水と合わせて加熱するだけですので、短時間で味噌汁が出来上がります。
和風顆粒だしの商品によって分量は違うので、パッケージの分量を参考にすると良いでしょう。

材料(2人分)

300ml
和風顆粒だし
小さじ1
味噌
大さじ1
玉ねぎ
1/4個
豆腐
1/4丁
乾燥カットわかめ
0.5g

作り方

  1. 玉ねぎは薄切り、豆腐は1cm角ほどに切っておく
  2. 小鍋に水と和風顆粒出汁を入れて中火にかける
  3. 煮立ったら玉ねぎ・豆腐・乾燥カットわかめを入れて火を通す
  4. 玉ねぎが透明になったら、火を止め、味噌をお玉にとり、お玉を出汁に浸しながら菜箸で混ぜて、味噌を溶かしいれる

入れる具によっては、味噌の分量を多くした方が美味しい場合がありますので、適宜味見をして味を調整してみてくださいね。

味噌汁の合わせ出汁を作ってみよう

味噌汁の合わせ出汁を作ってみよう

先ほどは和風顆粒だしを使った味噌汁をご紹介しましたが、かつお節と昆布を使った合わせ出汁を使うと、より優しい味わいの味噌汁ができます。
ここでは合わせ出汁の作り方をご紹介します。

材料(出来上がり約800ml)

だし昆布
30g
かつお節(だし用)
30g
1000ml

作り方

  1. 昆布は固く絞ったペーパーなどで軽く表面を拭いておく
  2. 鍋に水と昆布を入れ、30分~1時間おく
  3. 2を弱火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出す(昆布が入った状態で沸騰させない)
  4. かつお節を入れたら、火を止めて2分ほどおき、ペーパータオルを敷いたザルでこす(ペーパータオルに残った出汁ガラを絞らないこと)

合わせ出汁ができたら、後はお好みの具材とともに煮立てて味噌を溶かせば、味噌汁が出来上がります。
合わせ出汁は作るのに少し手間はかかりますが、美味しくできますので、ぜひチャレンジしてみましょう。

煮干しだしの作り方

煮干しでとる出汁も、香りが強めで濃厚な風味ですので、お味噌汁との相性が良いです。
煮干しだしの作り方をご紹介します。

材料

煮干し(下ごしらえ後)
30g
1000ml

作り方

  1. 煮干しの頭部分と腹にあるワタを取り除く
  2. 水を入れた鍋に煮干しを入れて30分以上おく
  3. 2を強火にかける。沸騰したら弱火にし、アクを取りつつ、5分ほど煮だす
  4. ペーパータオルなどを敷いたザルでこす

煮干しは頭とワタをしっかり取り除くことがポイントです。
また、沸騰後のアクもしっかり取ることで美味しい煮干し出汁が出来上がります。

味噌汁を作る時の注意

味噌汁の作り方としては、大まかには以下の手順でした。

  1. 出汁を作る(出汁をとる)
  2. 出汁と具材を煮立たせる
  3. 火を消して、味噌を溶き入れる

3の「火を消して、味噌を溶き入れる」の手順では、味噌を入れた状態で沸騰をさせないようにしましょう。
味噌の風味は、製造の際の発酵由来のものであり、加熱することによって揮発してしまいます。
そのため、味噌を入れた後にグツグツと沸騰させてしまうと、味噌の風味が飛んでしまい、美味しく食べられません。

冷めた味噌汁を温めなおす場合は、加熱して沸騰する直前に火を止めるか、あえて沸騰させて火を止め、後から出汁と味噌を足すなどをすると、味噌の風味が保たれます。

とにかく、「味噌を入れた状態でグツグツと沸騰させない」ということには注意しましょう。

味噌汁の常温保存はNG

味噌汁の常温保存はNG

味噌汁は作った分をきっちり食べきりたいところですが「残った分は保存して明日に食べたい」「まとめて作って作る手間を省きたい」ということもありますよね。
ただし、基本的に味噌汁は常温保存はNGです。

お鍋のまま常温で保存している方もいるかもしれませんが、味噌汁は非常に傷みやすい料理のため、夏場だと半日で傷んだり、味が変わってしまったりしてしまいます。
短時間であっても常温で保管は避けましょう。

冷蔵庫保存の方法と保存期間

余った味噌汁を保存するのであれば、お鍋のまま冷蔵庫に入れて保存することがおすすめで、2日程度なら持ちます。
冷蔵庫で保管する際のポイントは、味噌汁が完全に冷めきってから入れることです。
ボウルに氷水をはり、鍋ごと氷水に漬けて冷ますと短時間で冷やせます。

冷凍保存の方法と保存期間

余った味噌汁は冷凍保管も可能ですが、具材によっては冷凍により美味しくなくなることも。
例えば豆腐やジャガイモ、こんにゃくは冷凍することによって食感が悪くなるため、冷凍する際は具材を除いておきましょう。
冷凍保存であれば、2週間程度持ちますが、長期間冷凍保存していると冷凍焼けを起こすこともあるため注意しましょう。

解凍する際は、以下のいずれかで解凍・加熱をしましょう。

  • 冷蔵庫に入れて解凍し、鍋で温めなおす
  • 凍ったまま鍋に移して温めなおす
  • 耐熱のフリーザーバックなどにいれて湯煎し、温めなおす

味噌汁の具を変えてアレンジしよう

煮立たせた味噌汁の中に、卵を落とすことで、卵のボリュームやコクが加わって非常に食べやすくなります。
また、たんぱく質もプラスされるので、栄養満点の味噌汁になりますよ。

トマト

トマトには旨味成分である「グルタミン酸」「グアニル酸」が含まれているため、出汁の旨味との相乗効果で美味しく仕上がります。
また、トマトの赤が味噌汁に彩りを与えてくれます。

ウインナー/ベーコン

ウインナーやベーコンなどの肉加工食品には、旨味成分である「イノシン酸」が含まれており、味噌汁に旨味をよりプラスしてくれます。
また、味噌汁に肉類が加わることで食べ応えも増します。

アボカド

アボカドは味噌との相性が良いため、味噌汁に入れても美味しくいただけます。
味噌汁にアボカドを入れることでコクがプラスされます。

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味噌汁は料理初心者でも簡単に作れる!

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味噌汁は作り方がシンプルですし、和風顆粒だしを使えば初心者でも手間をかけずに、手軽に作れます。
また、自分で取った出汁で味噌汁を作ると、また違う味わいを楽しめます。
ぜひ、さまざまな具材で味噌汁を作ってみてくださいね。

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執筆者
安田あかり

管理栄養士資格を取得後、有料老人ホームや大学に勤務。 有料老人ホームでは、献立作成や食材発注業務を経験。 その後、管理栄養士学科のある大学の助手として、管理栄養士を目指す学生へのサポートに尽力しておりました。 また、スキルアップのため、フードコーディネーター2級の資格も取得。 現在はWebライターとして「根拠のある内容を分かりやすく伝える」を意識し、ためになる情報をお伝えします。

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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