ローフードという言葉をご存知でしょうか? アメリカで流行っているダイエットの食事法です。日本でもじわじわと広がりを見せています。ローフードのRawは生、Foodは食べ物という意味です。ローフードがダイエットにいい、体にいいと言われる理由は酵素がとれるからです。
でも生の食事を食べるといっても、継続する秘訣をご存知ない方もいるのではないでしょうか? 今回は食べ物から酵素を効果的に取り続ける食事のポイントを、その理由と合わせて詳しくみていきましょう。
酵素を摂るメリット
人間の体は食べた物でできています。今の自分がその証ですね。便秘が続いている、疲れやすい、顔色がいつも青白い、お肌がカサつくなどは酵素不足の状態かもしれません。もしこのような状態なら、食事内容を見直す必要があります。
酵素が満たさせていれば、お肌はすべすべ、プルプル、排便もスムーズですし、ベストな体型を維持することもできます。
やせたいがために、カロリーばかり気にしてローカロリーな加工品ばかり食べていては、酵素は摂れません。生きた食品から酵素を摂ることで自然とやせ体質にもなれちゃいますよ!
効果的な摂り方のポイントは温度! 酵素は48℃を超えると失活する
酵素をたっぷり摂るためには、野菜やフルーツは生で食べる必要があります。酵素は、48℃を超えて加熱すると減少または失活してしまうからです。煮物やお浸しもいいけれど、生野菜やフルーツも取り入れることで酵素を摂取することができます。また発酵食品からも酵素は摂れるのでぜひ取り入れるようにしましょう。
とは言っても食事を作る際に、あの食材は生で、これは加熱……と考えるのが大変。という方もいらっしゃいますよね。そういうときは、食卓内に同じ調理法のおかずを並べないことがポイント、だと覚えておいてください。
調理法とは、切る、漬ける、焼く、蒸す、揚げる、炒める、煮る、和えるのこと。焼く、蒸す、揚げる、炒める、煮るなどの加熱調理するものは酵素が失活してしまいます。加熱しない調理法の野菜スティックなどのサラダ、生の野菜の酢の物、ぬか漬けや漬物などなら、酵素を摂ることができるんですよ。
調理法が偏らないように献立を考え、おかずのバリエーションを豊かすることで自然と生野菜や発酵食品を取り入れることができます。どうしても生野菜や発酵食品が取り入れられないときは、デザートにフルーツをプラスするものいいですね。
日本には酵素を含む食品が沢山あります。漬物や味噌、納豆、ぬか漬け、麹、酒粕、酢、みりん、しょうゆなどがあります。和食を中心に食べることで自然と調味料から酵素を取り入れることが可能になりますよ。
食べる順番は、酵素の入っている食材から食べること
酵素が含まれている生の野菜や発酵食品を先に食べることで、あとから入ってくる食品の消化を助けてくれます。そうすることで酵素の無駄遣いを防ぐことができますよ。
しっかり噛むことで体内にある酵素の分泌を良くしたり、唾液が分泌する口の中から食べ物が消化されることにより、胃での消化がスムーズに行われ、結果消化液の無駄遣いをしなくて済みます。食べ方も注意をしながら、酵素たっぷりの生野菜や発酵食品などを取り入れていきましょう。
今日からできる日本的ローフード
日本食を活かした、おすすめのローフードの作り方をご紹介します。
◆かぶのスプラウト巻き
スプラウトには酵素がたっぷり含まれています。今日は色がきれいなレッドキャベツスプラウトを使用しました。
【材料】
かぶ 1/2個
塩 小さじ1/2
レッドキャベツスプラウト 1パック
オリーブオイル 適量
【作り方】
1. かぶの皮をむきスライサーで切る。
2. かぶの両面に塩を振り30分放置する。
3. スプラウトを洗いかぶにのせて巻く。
4. 盛り付けたらオリーブオイルをさっとかける。
◆ぬかけ入り彩サラダ
フレッシュな野菜にぬか漬けをトッピングしました。シンプルにレモン汁と塩、こしょうで頂けば酵素もたっぷり摂れますよ!
【材料】
レタス 2枚
レッドキャベツ(ぬか漬け) 1/4枚
パプリカ黄(ぬか漬け) 1/4個
ミニトマト 1個
ブルーベリー 4個
レモン汁 大さじ1
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
【作り方】
1. レッドキャベツを手でちぎり、パプリカは種を取り1/4に切り、塩を揉みこみぬか床に半日漬ける。
2. レタスは手でちぎり、ざっと洗いザルに上げておく。
3. ミニトマトは1/4、ブルーベリーは1/2に切る。ぬか床からレッドキャベツとパプリカを取り出しさっと洗い、パプリカは細く切る。
4. 器に2と3を盛り付ける。
5. レモンを絞り、塩、こしょうを合わせ、食べる際にかける。