発酵食品と酵素の力で、いつまでもキレイで健康にくらす!
専門家インタビュー
美醸ラボトップコラム一覧 > アスパラでアミノ酸補給! 疲労に負けない体作り

アスパラでアミノ酸補給! 疲労に負けない体作り

執筆者 金子あきこ | 2017.4.11
アスパラ料理

春になると色とりどりの野菜が、青果売り場を彩鮮やかにしてくれます。なかでもひと際目につく綺麗なグリーンをしているのは、3月ごろから国産品が出回り、5月ごろに旬を迎えるアスパラです。いつも名脇役的な存在のアスパラですが、旬の時期にはメインディッシュにもおすすめ。

意外かもしれませんが、アスパラにはアミノ酸のアスパラギン酸が含まれているので、なんと疲労回復にはもってこいの食材なんです!

新年度が始まり、ちょっと疲れが溜まっている今の時期だからこそ、食べてほしいアスパラ料理をご紹介します。

アスパラとは

アスパラには、日に当てずに育てたホワイトアスパラと、日光の下で育てたグリーンアスパラがあります。

昭和の初めにホワイトアスパラの缶詰が国内で生産されるようになりました。グリーンアスパラが主流になる前は、ホワイトアスパラをサラダなどに添えるなどしてよく使っていたんですよ。

栄養を比べると、ホワイトアスパラとグリーンアスパラではグリーンの方が高くなっています。グリーンアスパラはビタミン、ミネラルがまんべんなく含まれている黄緑色野菜で、β-カロテンも豊富に含まれています。

アスパラにはアミノ酸が含まれている

アスパラにはアミノ酸であるアスパラギン酸が含まれています。アミノ酸とはたんぱく質の素になるもので、20種類ほどあります。

たんぱく質は体を作ったり、免疫機能を高めたり、体の呼吸、消化、排泄、体温調整、代謝など人間が生きていくための体の機能調節を行います。原料のアミノ酸がなければたんぱく質も作られない訳なので、体を作るためにはとても大切な栄養素ということがわかりますね。

アスパラに含まれているアスパラギン酸は、疲労回復などに役立ちます。なんとなくお気づきかと思いますが、「アスパラ」と「アスパラギン酸」、名前が似ていると思いませんか? アスパラギン酸はアスパラから発見されました! だから名前も似ているんですね。

アスパラの選び方

アスパラは穂先までピンとしていて、鮮やかな緑色のものがおすすめ。また切り口に水分があり、しなびていないものを選ぶようにしましょう。

特に輸入のアスパラは収穫してから、売り場に陳列されるまでに時間がかかるため、適温で保存されていても切り口がしなびてしまいがちです。

アスパラ

国産と海外の比較:左国産・右メキシコ産

アスパラの食べ方

アスパラの栄養素を効率的にとるためには、茹でてしまうと水溶性のビタミン類が流れてしまうため、焼いたり、炒めたりという調理法がおすすめです。

【チキンとアスパラのレモン炒め】

アスパラ料理

【材料(2人分)】

鶏むね肉  1枚
アスパラ  3本
にんにく  1かけ
レモン  1/2個
オリーブオイル  小さじ1
塩麹  小さじ1

【作り方】

1.鶏むね肉は繊維を断ち切る方向にぶつ切りにアスパラは下の固い皮をピーラーでむき斜めに切る。にんにくはスライスにする。

2.レモンの皮2cm幅で半径分皮をむき千切りにする。レモンは絞っておく。

3.熱したフライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを炒める。香りがしてきたら中火にし鶏むね肉を加え手早く炒める。

4.塩麹とアスパラを加え炒めたら、レモン汁を大さじ1加えさっと合わせたら、蓋をして中火よりやや弱めにし6分蒸し焼きにする。

5.レモンの皮を加えさっと炒める。


アスパラのぬか漬け

アスパラのぬか漬け

【材料】

アスパラ  3本
塩(未精製の物)  小さじ2
※ぬか床が必要になります。

【作り方】

1.アスパラの1/2当たりから、固い部分をピーラーで皮をむく。

2.塩を揉みこみぬか床に漬け込む。(1日)


いかがでしたか? 
疲れたら、アスパラを食べて元気を回復しましょう。

アスパラ料理

この記事が気に入ったらシェア!しよう

googleplusシェアする

FacebookやTwitterで更新情報を手に入れよう!

いいねする フォローする
執筆者
金子あきこ

管理栄養士、節約美容料理研究家。1978年、大阪府生まれ。東京家政大学短期大学部栄養学科卒業後、特別養護老人ホームやデイサービス、幼稚園にて献立作成、栄養事務、調理業務などに携わる。ごはんとお味噌汁を中心としたシンプルな食生活により、体重減少そして体重維持ができ、肌がキレイになった。実体験をもとに、健康や美容に関するコラム執筆やセミナー、レシピ提供など幅広く活躍中。2児の母。 節約美容料理研究所  http://setuyakubiyouryouri.jimdo.com/

この執筆者の記事を読む この執筆者の記事を読む

(c) AiTRIGGER Inc.