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年齢を重ねると減っていく!? 体内の酵素をムダにしない生活習慣3つ

執筆者 圓尾和紀(まるお・かずき) | 2016.11.21
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30代、40代、50代と、年をとると体の外側も内側も衰えを感じる瞬間が訪れます。しかし、ここはアンチエイジングをして年齢による衰えを遅らせていきたいものですよね。

そこで心がけたいのが、体内の酵素のムダ使いをやめること。実際、私の実年齢は30歳ですが、ヘルスメーターの体内年齢では、18歳を維持しています。今回は、その酵素をムダ使いしないための生活習慣を3つご紹介したいと思います。

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体内年齢は、18歳

そもそも酵素ってどんなもの?

酵素は、微生物ではなく、たんぱく質のかたまりです。まだ発見されていないものもありますが、何万種類という酵素が体の中で機能しています。

この酵素には2種類あります。一つが“消化酵素”で、その名の通り、食べたものの消化作業を担っている酵素です。

もう1つが“代謝酵素”。こちらは体内の代謝活動を助けています。「代謝」には、肌の細胞が生まれ変わる新陳代謝や、体が機能するためのエネルギーを生み出すこと、体内の要らないものを肝臓で解毒すること、病原菌やウイルスから身を守る免疫力、などが含まれます。

まさに、“生きている”ということは、“代謝している”と同じ意味なのです。

年をとるにつれて作られなくなる酵素

生きていくために毎日必要な酵素ですが、無限に作り出せるわけではありません。人間が作ることのできる酵素の量は決まっており、この酵素を使い果たした時に命が尽きるという考え方もあるぐらいです。

さらに、加齢によっても1日に作れる酵素量は減少します。昔はトンカツでロース肉を選んでいたのが、やがてヒレ肉を選ぶようになるという変化も、脂を消化するリパーゼという消化酵素の量が減ったため、よりあっさりしたヒレ肉を選んでいるのです。

日頃から消化酵素や代謝酵素を湯水のようにじゃんじゃん使う生活を続けていると、老化を早めたり、ダイエットの効果を下げる(脂肪を燃やすためにも代謝酵素が必要)ことにもなってしまうのです。

では、どうすれば酵素をムダ使いせずに済むのかをご紹介しましょう。

「1日3食きちんと食べないといけない」という考えを捨てる

小学校の頃から叩きこまれ、常識のようになっている“1日3食とることの良さ”ですが、私は必ずしもそうは言えないと考えています。

なぜかと言うと、食べものを食べるということは、消化酵素を使うということであり、必要以上に食べると酵素をムダ使いすることになるからです。

特に注意したいのが朝食です。朝は体が排泄モードに入っており、何かを“入れる”よりも“出す”ことに適した時間帯なのです。

体も目覚めたばかりでは、まだ胃腸にエンジンがかかっていません。そんな時にいきなりしっかりとした食事をとると、排泄の妨げになったり、胃腸に負荷を強いることにもなります。

私は、朝食をほとんどとらないことが多いです。毎朝決まってとるものといえば、愛用している発酵ドリンクと常温の水をコップに1杯ぐらい。

良い果物が手に入って「食べたいな」と感じたら果物を少しとる程度です。ただ、「午前中から体力使いそうだな」という日は朝食をとることもあります。

大事なのは自分の体の状態に耳をすませ、食べる必要があるかどうかの声を聞くことです。最初は難しいかもしれませんが、この感覚がわかるようになると、ムダに食べることをしなくなりますよ。

2 外から食物酵素を取り入れる

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ぬか漬けも生の野菜なので、酵素がいっぱい

実は酵素は体の中だけでなく、食べものの中にも存在しています。

代表的なのが、生の野菜や果物類。野菜や果物は熟して地面に落ちた後に、自分自身を消化して種を根付かせることで繁殖します。そのために自らの実の中に消化酵素を含んでいるのです。

このことを昔の人は自然と知っていたようで、たとえばサンマの塩焼きについてくる大根おろしには、サンマの栄養素を分解する消化酵素を含んでいるので、消化に負担をかけないような食べ合わせになっています。

ただし、こういった食べものに含まれている“食物酵素”は、50℃前後で働きを失ってしまうものもあるので、加熱するよりも生でとることが肝心です。

大根おろしなどの薬味を活用したり、果物を食べる、スムージーにしてとるなどすれば酵素を効率良く摂取できますよ。

3 “余計なもの”をとりすぎない

ここで言う“余計なもの”とは、たとえばアルコールです。お酒を飲んでアルコールをとると体の中で分解されますが、その時にも酵素が使われます。お酒を飲み過ぎると、その分酵素がたくさん動員され、他に使う酵素が足りなくなってしまいます。

同じように、野菜や果物に残っている農薬や、加工品に使われる食品添加物、マーガリンや菓子パンに含まれるトランス脂肪酸なども分解に酵素を浪費してしまう結果に。「酵素をムダ使いしない」という観点からも、ふだんからなるべく昔ながらの製法で作られたもの、自然と調和した環境でとれた農産物が食卓に並ぶ割合を増やすことを心がけましょう。

いかがだったでしょうか。

私がふだん仕事などで出会う人の中で「若々しいな」「イキイキしているな」と感じる方の生活習慣を聞くと、やはり酵素をムダ使いしないような食べ方をしている方が多いです。限りある酵素を有効に使うために、今すぐできることから始めてみてはいかがでしょうか。

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圓尾和紀(まるお・かずき)

執筆者
圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。2013年より独立し、「日本人の身体に合った食を提案する」をテーマに日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動をしている。ファスティングのサポート、講演、コラム執筆、雑誌やTVなどのメディア出演など。自身のブログ「カラダヨロコブログ」でも日々食や健康の情報を発信している。 カラダヨロコブログ http://karada465b.minibird.jp/

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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