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絶対もっと流行っていい!酒粕の良さと料理への活用法を紹介

執筆者 圓尾和紀(まるお・かずき) | 2016.12.5
酒粕

このサイトを訪れている方なら「日常的にもっと発酵食品を取り入れて、健康で綺麗になりたい」と思っているはずですよね。納豆、味噌、糠漬け。手軽に取り入れられる発酵食品はそれだけではありません。今回ご紹介したいのは、酒粕です。

そもそも、世界の発酵食品は酒から始まっていますが、これは日本でも同じ。そんな日本酒を搾った後の残りかすが、この酒粕です。つまり、酒粕も立派な発酵食品なのです。この記事では、その酒粕の良さと、料理への手軽な活用法をお伝えしていきたいと思います。

「カス」なんて思わないで 酒粕の栄養成分

酒を搾った後のものということで”酒粕”という名前にはなっているものの、酒粕には驚くべき健康効果があることがわかってきました。

今現在研究で報告されているものだけでも、「肥満予防」「コレステロール低下」「ガン予防」「腸内の善玉菌を増やす」などの働きがあります。

特に女性は、更年期以降は女性ホルモンが減少してコレステロールが高くなりやすく、ガンも増えてくる年代なので、この酒粕の効果は心強いですね。

健康だけではない 美容面でも強い味方に

酒粕の成分は健康に良いだけではありません。美容にも効果てきめんであることが明らかになっています。まずメラニンの発生を抑える美白作用、さらには皮膚の保温と保湿効果も兼ね備えた優秀選手。

酒粕愛用の上級者になると、食べるだけでなく、酒粕をお風呂に入れて入浴剤にしたり、顔に塗ってパックにしたりと、その効果を最大限活用されている方もいらっしゃいます。

酒粕選びのポイント

獺祭の酒粕

人気の日本酒「獺祭(だっさい)」の酒粕

では次に酒粕を選ぶ時のポイントをお話しましょう。酒粕は日本酒を作る際の副産物なので、お酒の蔵元によって風味が違ってきます。

スーパーでも手軽に手に入りますが、せっかくなら大量生産されたものよりも、こだわりの酒造りをしている蔵元さんの酒粕を手に入れたいです。酒屋さんに行けば、いろんな酒粕を置いているところがありますよ。

入手困難だけど、手に入れたい寺田本家の酒粕

僕がオススメする酒粕は、千葉にある寺田本家さんという蔵元の酒粕です。ただ、こちらの酒粕、非常に入手困難になっています。

寺田本家さんの酒粕

寺田本家さんの発芽玄米酒からとれた酒粕

理由は、その徹底した本物志向にあります。寺田本家さんのこだわりを書き出すと、それだけでこの記事が埋まってしまうぐらいなのですが、少しだけご紹介すると、酒を仕込むお米はすべて無農薬無肥料、さらに発酵に使う菌も自分たちで醸したり、蔵に住み着いている菌のみで行っていたりします。

商品はホームページから通販で購入することが可能(http://www.teradahonke.co.jp/)です。常に品薄なので、こまめにサイトをチェックする必要がありますが、ぜひ使ってほしい酒粕です。

手軽な料理への活用法

酒粕で料理というと「粕汁……と、あれ? あと何があるだろう……」となる方も多いと思います。確かに味噌と酒粕で作る粕汁は身体も温まって冬には嬉しい食べものですが、さすがにこれだけだと飽きますよね。

でもご安心ください。粕汁以外にも酒粕を使った手軽で美味しい料理はあります。そんな酒粕料理をご紹介していきましょう。

豆腐の代わりに使って白和えに

酒粕白和え

にんじんとほうれん草の酒粕白和え

まずご紹介したいのが、酒粕の白和えです。白和えといえば、水切りした豆腐で作るのが普通ですが、その豆腐の代わりに酒粕を使って白和えを作ります。

小松菜、ほうれん草、にんじん、油揚げ、きのこ類などお好みの食材を茹で、酒粕、練りごま、白味噌、醬油、砂糖を混ぜて味を調えた和え衣と合わせれば出来上がり。まろやかなコクがあって美味しい一品です。焼き海苔をまぶしてもいけますよ。

漬け込み料理にも

もう1つは、酒粕に食材を漬け込む料理です。酒粕、みりん、酒を合わせ、ぶりや鮭などの魚の表面に塗って冷蔵庫で一日以上寝かせます。焦げやすいので酒粕を落としてから焼けば、ごはんが止まらない、うま味豊かな焼き魚が出来上がります。

また、糠床と同じように、粕床を作って野菜を漬け込むのもオススメ。にんじんや大根、小松菜などお好みの食材を軽く塩もみし、酒粕の中に漬け込みます。酒粕は洗い落とさず、軽く手で払って一緒に食べるようにしましょう。粕床は酒粕を継ぎ足しながら数回は使えますよ。

酒粕はアルコールを含んでいることに注意

このように多様な楽しみ方ができる酒粕ですが、1つ注意したいのがアルコール分を含んでいることです。ものにもよりますが、酒粕には8%ほどのアルコールが含まれるので、子どもさんやお酒に弱い方、車を運転する方は控えた方が無難です。

でも諦める必要はありません。酒粕に同量の水を足し、鍋でペースト状になるまで煮詰めれば、アルコール分が飛んで安心して食べられます。多めに作って冷蔵庫で保存もできますので、利便性もありますね。

いかがだったでしょうか。本当に、酒粕の持つ多彩な効能には驚かされます。それほど微生物による発酵はさまざまな成分を生み出すということですね。

おそらく、これからもまだ発見されていない成分や効果が見つけられていくことでしょう。でも、それを待つ必要はありません。今から酒粕を普段の生活の中で活用し、健康作り、美容作りに役立てていきましょう。

酒粕

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圓尾和紀(まるお・かずき)

執筆者
圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。2013年より独立し、「日本人の身体に合った食を提案する」をテーマに日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動をしている。ファスティングのサポート、講演、コラム執筆、雑誌やTVなどのメディア出演など。自身のブログ「カラダヨロコブログ」でも日々食や健康の情報を発信している。 カラダヨロコブログ http://karada465b.minibird.jp/

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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