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発酵食品に加えるだけで代謝酵素の働きがグーンと上がる食べ方とは?

執筆者 圓尾和紀(まるお・かずき) | 2017.6.19
グーンと上がる

前回の記事では、体内で働く酵素には「代謝酵素」と「消化酵素」の2種類があり、これらは異なる働きを持っていることをお伝えしました。この2つのうち、代謝酵素は私たちが生きているということそのものを意味する”代謝”を行う上で必要不可欠な、とっても大事な存在です。

今回の記事では、「この大事な代謝酵素の働きを高めるためにはどうしたらいいのか?」についてご紹介をしていきたいと思います。

外から酵素をとっても、体の中で代謝酵素が増えるわけではない

まず最初にお話したいのが、「生の野菜や果物、サプリメントでとった酵素たちが体の中で代謝酵素として働くわけではない」ということです。これは私が開催している講座の参加者の方でも間違って理解されている方がとても多いことなのですが、生野菜などに含まれる食物酵素は自分自身を消化分解するための酵素です。つまり、人間の体内で言うところの”消化酵素”にあたります。

「外から食物酵素をとっても、それがそのまま体内で代謝酵素として使われるわけではない」ということを、まずは押さえておきましょう。

サプリメントと野菜と果物

食べものの中の酵素が体内の消化酵素を節約し、結果的に代謝酵素が増える

しかし、それでは食べものから食物酵素をとっても意味がないのかというと、そうではありません。食物酵素をとることは、間接的に代謝酵素の働きを高めることにつながります。

トレーニングをする人達

なぜかというと、こういうことです。食物酵素をとると、食べたものの消化が助けられます。たとえば、さんまの塩焼きと一緒に大根おろしをとると、生の大根に含まれる食物酵素が体内の消化酵素と一緒になってさんまやお米の栄養素を消化してくれます。

そうすると、体の中では消化酵素の仕事が浮きます。その余剰分が代謝酵素のほうに回されるのです。このように、食物酵素をとることによってちゃんと代謝酵素の働きも向上されるようになっています。なので、やはり食物酵素を含む発酵食品をとることは大事なわけです。

ビタミンやミネラルは大工職人のカナヅチやノコギリ

しかし、これだけではまだ不十分です。というのは、「消化酵素を節約して代謝酵素に回したとしても、代謝酵素が働くための栄養素が必要」だからです。その栄養素とは、各種のビタミンとミネラル。ビタミンやミネラルは大工職人で言うところのカナヅチやノコギリにあたるものです。

かなづちを使って釘を打つ

いくらたくさん大工職人がいても、道具がなくては何も仕事ができませんよね。それと同じように代謝酵素に仕事をしてもらうためには、ビタミンとミネラルを食事でしっかり補うことが不可欠です。

ビタミンとミネラルの中でも特にとりたい2つの栄養素

一口に「ビタミンやミネラル」といっても、約30もの種類があります。これらすべてを意識して毎日食事をすることを想像すると面食らってしまいそうですが、ご安心を。今回はその中でも特に意識してとってほしい栄養素を2つに絞ってご紹介します。

まず1つ目が、マグネシウムです。マグネシウムが重要な理由は、300種類を超える代謝酵素が必要とするミネラルだからです。多くの種類の重要な酵素たちに必要とされるマグネシウムはまさに、なくてはならない存在。しかも現代人が不足しやすい栄養素なので、しっかり摂取しましょう。

マグネシウムをとるには、大豆製品、ナッツやごまなどの種実類、魚介類や海藻などを食べるようにしましょう。前回の記事で紹介した「ヘンププロテイン」にも多く含まれていますよ。

疲労感にもつながるビタミンB1不足は、白米をやめるのが解決の近道

ビタミンB1が含まれる食べ物

2つ目の栄養素がビタミンB1です。日本人がもっとも不足しやすいビタミンとも言われますが、その理由は精製した穀物(お米や小麦)を食べているから。かつて日本人が玄米を食べていた頃は不足しづらかったのですが、江戸時代になって白米を食べるようになると欠乏する人が急増。”江戸患(わずら)い”といって恐れられていました。

現代では命に関わるほどの欠乏症におちいることはまれですが、「疲労感を感じる」などの不足気味の人はかなり多くいると見られています。ビタミンB1は、食事でとった糖質を脳のエネルギー源であるブドウ糖に変える働きを担う代謝酵素が必要とする栄養素。不足すると脳がエネルギー不足になり、疲れを感じやすくなります。

ビタミンB1を多く含む食材には、豚肉やレバー、豆類などがありますが、ぜひともオススメしたいのが、白米を食べる習慣をやめることです。精米の過程でほとんど削ぎ落とされるビタミンB1ですが、白米を五分づき米にするだけでその量は4倍に、玄米にするとなんと8倍にまで増やすことができます。おまけにマグネシウムの摂取量も格段に増えるので、一石二鳥です。

分づき米

ということで今回は食べもので代謝酵素の働きを上げるポイントを解説しました。ぜひ、ご紹介した食材を食卓に登場させて代謝をぐるぐる回していきましょう。

分づき米の詳しい情報はこちら

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圓尾和紀(まるお・かずき)

執筆者
圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。2013年より独立し、「日本人の身体に合った食を提案する」をテーマに日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動をしている。ファスティングのサポート、講演、コラム執筆、雑誌やTVなどのメディア出演など。自身のブログ「カラダヨロコブログ」でも日々食や健康の情報を発信している。 カラダヨロコブログ http://karada465b.minibird.jp/

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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