最近豆乳ヨーグルトがスーパーでも見かけるようになり、豆乳ヨーグルトがより身近になりました。
市販ではなく手作りされている方もいらっしゃるので、どのように作っているのかが気になりますよね。
豆乳ヨーグルトは作り方の手順がシンプルで簡単にできますし、自分で作るとより美味しく感じられますよ。
今回は豆乳ヨーグルトのたね菌としてとくにおすすめの、玄米およびドライフルーツ(レーズン)を使った作り方や、豆乳ヨーグルトを食べる効果などを中心に解説をします。
ご紹介するレシピの材料は豆乳と玄米、レーズンなど全てご家庭で簡単に購入できるので、お気軽に作れますよ。
目次
豆乳ヨーグルトとは?
豆乳ヨーグルトは、豆乳に乳酸菌を加えて発酵させてできた、植物性のヨーグルトのことです。
食感はトロっとした絹ごし豆腐といったイメージで、乳酸菌や大豆イソフラボン、大豆たんぱく質などが含まれています。
乳製品から作られている通常のヨーグルトと比べて、低脂質・低糖質であり、女性にとって嬉しい働きを持つ大豆イソフラボンを含んでいることが特徴です。
豆乳ヨーグルトを食べるとどんな効果が期待できる?
豆乳ヨーグルトは豆乳から作られるため、栄養価も高い食品です。
食べることで期待できる効果を3つご紹介します。
腸内環境を整える
豆乳ヨーグルトに含まれている植物性乳酸菌が、腸内環境を整え、便秘解消や免疫力向上が期待できます。
お肌の調子を整える
豆乳ヨーグルトに含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似たはたらきをするため、お肌の調子を整える、月経トラブルの軽減などが期待できます。
肥満予防
豆乳ヨーグルトに含まれる大豆サポニンという栄養成分が、脂肪の蓄積を防ぎ、肥満を予防するのに役立ちます。
また、豆乳ヨーグルトは満腹感がありますので、食べ過ぎを防止し、ダイエットに役立つでしょう。
玄米をたねにした豆乳ヨーグルトの作り方
豆乳ヨーグルトを作る際は「たね」と呼ばれる、ヨーグルトのもとになるものを作る必要があります。
まずはおすすめのたね菌のひとつめ、玄米をたねにする豆乳ヨーグルトの作り方です。
「たね菌を作る」「豆乳ヨーグルトを作る」の2ステップに分けてご説明します。
【ステップ①】玄米を使ってたね菌を作る
- 玄米
- 大さじ1
- 無調整豆乳
- 適量
必要な道具:耐熱性の容器(ビンなど)、アルミホイル
作り方
- 耐熱性の容器は、煮沸消毒をしておく(やけど注意)
- 玄米は3回ほど水洗いし、水気を切って容器に入れる
- 玄米がかぶるくらいの量の豆乳を加え、アルミホイルで包むように蓋をし、常温で1~2日置いておく(発酵①)
- 3の中に同量の豆乳を入れ、またアルミホイルで蓋をし、常温で半日~1日置いておく(発酵②)
- 4に同量の豆乳を加え、アルミホイルで蓋をし、常温で半日放置する(発酵③)
- 表面が固まった様子があれば、冷蔵庫に移し保管する。
【ステップ②】豆乳ヨーグルトを作る
- 作ったたね菌
- 大さじ1~2
- 無調整豆乳
- 300cc
必要な道具:耐熱性の容器(ビンなど)、かき混ぜる用のスプーン、アルミホイル
作り方
- 耐熱容器とスプーンは煮沸消毒しておく(やけど注意)
- ステップ①で作ったたね菌と豆乳を容器に入れて、スプーンでよくかき混ぜる
- アルミホイルで蓋をし、常温で一晩放置する
- 固まっている様子が確認出来たら、冷蔵庫で保管する
発酵をさせる際の常温保管の時間ですが、その日の室温によっても変わってきます。(夏であれば早く発酵が進みますし、冬だと遅いです)
豆乳ヨーグルトが固まっているかどうか様子を見ながら、作業を進めてくださいね。
ドライフルーツ(レーズン)を使った豆乳ヨーグルトの作り方
豆乳ヨーグルトのたねにドライフルーツを使えば、少し甘い仕上がりになり、美味しく食べやすくなります。
ドライフルーツに含まれる糖質がヨーグルト中の菌のエサとなって、発酵も活発になりますよ。
ドライフルーツを使う方法は、玄米をたねにする方法よりも簡単ですし、初めて豆乳ヨーグルトを作る人にとってもおすすめです。
今回はレーズンを例に、ドライフルーツを使った作り方をご紹介します。
ドライフルーツには様々な種類がありますが、レーズンは入手しやすく、比較的安価なのでおすすめですよ。
- ドライフルーツ
(有機レーズン) - 大さじ3
- 無調整豆乳
- 300cc
必要な道具:耐熱性の容器(ビンなど)、かき混ぜる用のスプーン、アルミホイル
作り方
- 耐熱性の容器とスプーンは煮沸消毒しておく(やけど注意)
- 容器の中にレーズンと豆乳を入れ、スプーンでよくかき混ぜる
- よくかき混ぜたら、アルミホイルで包むように蓋をし、常温で一晩置いておく
- 固まったら、冷蔵庫で保管する
レーズンのようなドライフルーツを使った豆乳ヨーグルトは、玄米をたねにする方法よりも時間もかからず、簡単です。
ドライフルーツを使う方法も、ヨーグルトが固まる時間は室温によって変わりますので、様子を見ながら作るようにしましょう。
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豆乳ヨーグルトの保存方法と保存期間
手作りした豆乳ヨーグルトは、冷蔵庫で保管するようにしましょう。
保存期間は、ヨーグルトの発酵具合や固まり具合によって変わってきますが、2〜3日ほどです。
手作りの場合は保存が効きませんし、菌を扱っているということもありますので、早めに食べきることをおすすめします。
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作るときに気をつけるポイントは?
豆乳ヨーグルトを作る時に気を付けるポイントとしては「衛生面」です。
具体的に対策としては、以下の3つが挙げられます。
- 清潔な容器や道具を使うこと(煮沸消毒すること)
- たくさん作り置きをしないこと
- 作ったら早めに食べきること
発酵させる際は常温で放置するため、誤って雑菌が入ってしまうと腐敗し、健康にも影響が出る可能性があります。
衛生面には注意して、手作りの豆乳ヨーグルトを楽しんでみてください。
参考:一般社団法人日本乳業協会-ヨーグルトを手作りするとき、何度も続けて作っても衛生面は大丈夫でしょうか?
まとめ
今回は豆乳ヨーグルトに関して、玄米を使った作り方とレーズンを使った作り方の2種類をご紹介しました。
豆乳ヨーグルトは作る時に衛生面に気を付ける必要がありますが、意外に作り方はシンプルで簡単です。
玄米や、レーズンを始めとしたドライフルーツなど、使う材料によって味わいなどが変わりますので、お好みの方で豆乳ヨーグルトを作ってみてくださいね。