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ぬか漬けの大定番! きゅうりの漬け方とは?

執筆者 末松紗耶香(すえまつ・さやか) | 更新日:2017.6.14
きゅうりのぬか漬け

きゅうりのぬか漬けはとても歯ごたえがいいですし、好きな人も多いのではないでしょうか? でも、お店で販売されているきゅうりのぬか漬けって「化学調味料」が入っているものが多いんですよね……。

そんなときは、自分で漬けてしまいましょう! 市販とは比べ物にならないくらい美味しいですし、無添加なのでお子さんにも安心して食べさせてあげられますよ。

自分で漬けると減塩にも

きゅうりのぬか漬けって結構塩辛いですよね。だから、食べるときに塩分が気になる人も多いのではないでしょうか? ちなみに、きゅうりのぬか漬けの塩分は「100gあたり約5.3g」ほど。(漬け時間で変わったりもするので一概には言えませんが)ちょっと高いですよね。

ですが、きゅうりには塩分を体の外に排出する「カリウム」が含まれているので、大量に食べなければ何の問題もありません。ですが、市販のぬか漬けは別です……。塩分以外に「ぬか漬けのうま味」なども化学調味料で味付けられているので、塩分もかなり高めになります。そうなると、塩分を排出しきれなくなってしまいます。

きゅうりをぬか漬けにすると「ダイエット」にも

きゅうりには栄養がないと言われていますが、栄養素自体はバランスよく持っています。ただ、量がものすごく少ないだけなんですよね……。でも、ぬか漬けにするとぬかの栄養を吸収するので栄養の量がアップします。

脂肪を燃焼させるビタミンB2、糖質の代謝を助けるビタミンB1など。しかも、きゅうりには脂肪を分解する「ホスホリパーゼ」という酵素が含まれているので、ぬか漬けにすることでそのまま食べるよりもダイエットの手助けになりますよ。

では、そんなきゅうりのぬか漬けですがどうやって漬けたらいいのでしょう?

とっても簡単!きゅうりの漬け方とは?

【材料】

・ぬか床
・きゅうり
・塩

袋入り塩、きゅうり、つぼ

【漬け方】

1. きゅうりを流水で洗って、水気を拭いておく


2. きゅうりに天然塩(小さじ1)をふりかけ、塩もみをする

きゅうりの塩もみ


3. ぬか床に漬けていく

ぬか床に漬けられたきゅうり


4. 常温で真夏なら4時間、真冬なら1日漬ける
(冷蔵庫内で漬けるなら1日でOK)


5. 漬かったきゅうりは、水でぬかを落として水を拭き取る


6. 好みの大きさに切って食べてください


きゅうりのぬか漬けは、漬け時間を見ながらぬか床の状態も確認できるのでおススメなんですよね。常温でぬか床を保存している場合、特に夏場(30度以上になる場所で)はぬか床の塩分が少ないと発酵しすぎたり、雑菌がわいたりしやすくなります。なので、暑い時期もしくは暑くなる部屋で保存するときは「きゅうりが4時間で漬かるくらいの塩分濃度」にしておけば、ぬか床がおかしくなることも防ぐことができますよ。

保存方法と保存期間

取り出してその日のうちに食べるのが一番美味しいですが、つい漬けすぎることもあるでしょう。そんなときは、ぬかをつけたままラップで包み、野菜室で保存します。(野菜室のほうが冷蔵庫より温度が低いですからね)そして3日以内に食べるようにしてください。でないと、だんだん塩辛くなってしまいますよ。

もしも漬かりすぎてしまったら……

きゅうりのぬか漬けを美味しく食べるなら、もちろんそのままが一番です。でも、たまに漬かりすぎてしまうこともあるでしょう。そんなときは、塩抜き(水に一定時間入れておく)もいいですが、納豆パスタにしても美味しいですよ。

納豆パスタ

納豆パスタ

【作り方】

1. ゆでたパスタに付属のタレを混ぜた納豆を入れる

2. 漬かりすぎたきゅうりを細かく切って、2に入れる

3. よく混ぜて食べる

まとめ

・きゅうりは最初に塩もみをしてから漬ける
・きゅうりの漬かり時間をぬか床の塩分調節の目安にする(とくに夏場)

きゅうりやぬか床に使う塩ですが、こだわるなら「天然塩」がおすすめですよ。血圧を下げるミネラルも摂れますしね。私は一時期使っていたんですがお値段も結構するので、今は「再生加工塩(外国の天然塩を海水に溶かしてもう一度結晶化したもの)」を使っています。

ちなみに、天然塩の見分け方は塩づくりの工程が「天日・平窯」になっているもの。気になる方はチェックしてみては?

きゅうりのぬか漬け

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執筆者
末松紗耶香(すえまつ・さやか)

夫+猫2匹と暮らす専業主婦。 幼いころから手作り味噌や、ぬか漬けなど発酵食品に囲まれて育つ。 現在は食べるだけでなく、自分で発酵食品を数種類つくり常備。 納豆菌・乳酸菌・麹菌など複数の菌を毎日摂りいれる生活の中で得た、それぞれの発酵食品の作り方や効能などを記事にして発信。 最近は、発酵食品と私たちの体にある常在菌の関係に興味を持っている。 常在菌を守るため、洗顔料やシャンプーを使わない生活を実践中。

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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