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知って得する更年期! 心と身体に変化を感じる2つの理由

執筆者 永田京子(ながた・きょうこ) | 2016.12.13
更年期で心と身体に変化を感じる2つの理由

更年期のアタマとカラダの関係。

「どうして更年期には不調が起こるの?」そう思ったことはありませんか? 前回のコラム「美と健康の守り神!女性ホルモンと更年期」の通り、女性ホルモンは私たちの心や身体を大きく守ってくれています。そんな女性ホルモンが、身体の中で一体どのように分泌されているかを見ていきましょう。

女性ホルモンの分泌方法

女性ホルモンは脳の視床下部から指令を受けて分泌されています。思春期から性成熟期というような“若い時”の場合は、脳の視床下部という所から「女性ホルモン分泌してください」という指令が出されると、私たちの卵巣から女性ホルモンが分泌されます。そして分泌されたことをまた脳がキャッチします。

これはフィードバックがうまくいっている状態です。例えるなら、上司が部下に指令を出して、その指令が完了したら、部下が上司に報告するという具合です。

では、“更年期”はどうでしょう。身体の中の女性ホルモンが減ってくると、脳の視床下部から「女性ホルモンを分泌してください」という指令が出されます。しかし卵巣機能は低下しており、卵巣から十分な女性ホルモンは分泌できません。例えるなら、上司が部下に指令を出しますが、部下は十分に働いてくれない状態です。

今まで通り指令を出しているのに働いてくれないので、上司は焦り、ますます多くの指令を出し始めます。たくさん指令が出されてやっと「チョロ…」っと仕事をする。それでは足りないので、上司はパニックを起こしてしまいます。このパニックを起こしている上司が、「視床下部」と言って、私たちの大切な「自律神経」を司っている部分なのです。

更年期の症状が起こる理由

更年期の症状というのは、女性ホルモンの急低下による症状と、自律神経の乱れから起こる症状と、ダブルパンチで起こります。200から300種類の症状がありますが、症状は個人差が大きいです。1割の方は何も感じなという方もいますが、9割の方は何かしらの症状を感じています。

「一度に複数の症状を感じます」という方もいれば、「日によって出てくる症状が違うんです」という方も。辛いと感じる4人に1人は日常生活に支障が出る更年期障害になる時期でもあります。

恋してないのにドキドキする!? 自律神経とは

さて、さきほど自律神経というキーワードが出てきました。自律神経ってなんのことだかわかりますか?

自律神経は、私たちの身体を興奮させたり、リラックスさせたりする神経です。運動した時を想像して欲しいのですが、私たち、運動すると心臓がドキドキして、汗をかきませんか。これは交感神経という興奮する神経が優位に立っている状態です。

そして運動をやめると、心臓のドキドキが収まりますよね。汗も引いて体温が下がってきます。副交感神経というリラックスする神経が優位になっている状態です。

これらの自律神経が乱れると、運動していないのに心臓がドキドキする、なんてこともあるんです。恋ではなくて動機です。また、運動していないのに驚くほどの汗が出たり、今度は手足が信じられないくらい冷えたり、体温調節がうまくいかなくなるというようなこともあります。これらはすべて、「更年期の症状」なのです。

他にも、眠りたいのに脳が興奮して眠れない。

夜中眠っているのに、急に汗をかいたり、手足が冷えたり、頻尿で起きてしまう。

逆にリラックスする神経が優位に立ちすぎて、朝起きたいのに起きられない、日中なのに眠くて仕方がない、やる気が出ない。

興奮状態とリラックス状態がうまく切り替わらないということもあります。

ここには書ききれないくらいですが、身体に出てくるもの、心に出てくるもの、一見、更年期症状とは思わない、物忘れや、気持ちが落ち込んでしまうとか、判断力が鈍るというような症状もあります。そしてこれらの症状にはすごく個人差があります。

更年期を知っているだけで人生を大きく守れる。

今更年期の渦中にいる方も、これから更年期を迎える方も知っておいて欲しいのは、「更年期には、必ず終わりがある」ということ。そして、「健康は目に見えない」ということ。

例えば、怪我をして包帯を巻いていたとします。それを見たら、痛そうだなぁ、大変そうだなぁ、など怪我をしているということが周りから見ていてもわかりやすいです。しかし、更年期症状による心や身体の不調は見た目にはわかりません。

“大切なものは目に見えない”。だからこそ、本人も周囲も正しく知るということはとても大切。また、この時期は症状だけでなく身体の中で大きな健康の節目でもあります。更年期を知っているだけで、この先まだまだ長く続く人生を大きく守ることができるのです。

更年期を乗り越えるヒントは、運動にあり

「目に見えない」更年期と付き合うカギとなるのは、自律神経を整えることです。自律神経と運動は密接に関わっていて、運動をすると更年期症状が緩和されるという報告もあります。

次回のコラムでは、自宅でできる簡単な運動によって自律神経を整えたり、肩こりを解消したり、よくあるマイナートラブルを予防・解消する方法をお伝えしていきます。ぜひ一緒にやってみてください。

前回のコラムはこちらをご覧ください。
「美と健康の守り神!女性ホルモンと更年期」

更年期で心と身体に変化を感じる2つの理由

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永田京子(ながた・きょうこ)

執筆者
永田京子(ながた・きょうこ)

NPO法人ちぇぶら代表理事。更年期フィジカルケアインストラクター 更年期と加齢のヘルスケア認定 メノポーズ・カウンセラー 1983年、兵庫県生まれ。演劇活動後、身体の使い方に興味を持ち、整体・経絡・アロマ・リフレクソロジーを学ぶ。ピラティス指導者、産後ケアのインストラクターとして活動する中で、40代の受講者たちの声と自身の母が更年期障害になった経験から、更年期を迎える女性をサポートすることを目的とした「ちぇぶら」を設立。身体のケアと更年期の知識の普及に務める。2児の母。 NPO法人ちぇぶら http://www.chebura.com/

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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