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「美と健康の守り神!女性ホルモンと更年期」

執筆者 永田京子(ながた・きょうこ) | 2016.11.25
美と健康の守り神! 女性ホルモンと更年期

更年期はピンチではなく、チャンスである。

「“更年期”というと、どのようなイメージを持っていますか?」

私が講演会やセミナーで、このような質問をすると、「イライラしている」「急に汗をかく」「不安定」「あまりよくわからない」などの言葉が返ってきます。

日本ではネガティブに捉えられがちな更年期。しかし、英語で言うと“the change of life”と言います。人生の転機として前向きに捉えられているのです。実はこの時期は、これからまだまだ続く人生を、より健康に美しく過ごすための心と体に向き合う準備期間として最適な時期。ピンチではなく“チャンス”の期間なのです。

更年期を迎える女性をサポートする「ちぇぶら」を立ち上げた当初、私は1014名にアンケートをとりました。ご自身の更年期を振り返ってもらい、たくさんんの項目に答えてもらったのですが、その結果、ほぼ全ての方が、症状の程度の差や期間の違いはあれど、更年期を過ぎると元気になられていました。

一方で、足腰に問題なく生活できるかという体の“元気”については、この時期の過ごし方が将来の生活にかなり大きく関わっていることもわかりました。更年期をピンチではなく「チャンス」にするためには、実はちょっとした工夫が必要です。この連載コラムが「今、そして未来の自分に健康をプレゼント」するきっかけになれば幸いです。

女性ホルモンは「ゼロ」になる!?

「私たち、更年期以降は女性ホルモンがほぼ「ゼロ」になるんです。」
講演会でそう話すと、皆さん目を丸くされます。
さぁ、わたしたちの体の中で何が起こっているのか、見ていきましょう。

性ホルモンの加齢による変化

これは何のグラフだか分かりますか?

これは加齢による性ホルモンの変化のグラフです。横軸が私たちの年齢です。そして縦軸が性ホルモンの分泌量を表しています。赤いラインで書いてあるのが、女性の中の女性ホルモン、青いラインが男性の中の男性ホルモンの変化のグラフです。

私たちの身体の中の女性ホルモンは、10代前半からグググッと分泌量が増えます。私たちは、初潮を迎えたり、はじけるような肌質になりました。

個人差はありますが、20代から35歳ぐらいまで女性ホルモンは順調に分泌されます。その後は、徐々に低下していって、45歳ぐらいから急な坂道を転げ落ちるように急降下。そして更年期以降、ほぼ「ゼロ」になります。

知っていましたでしょうか。

私たちは人生の前半は女性ホルモンがありますが、人生の後半はほぼ「ゼロ」。

私も初めて知った時は、驚きました。でも、女性ホルモンがなくなっても、女でなくなるというわけではありません。私たちは、灰になるまで、いや灰になっても女です。

男性の変化も見ていきましょう。

男性の中の男性ホルモンは女性と同じように上昇しますが、減少はとても緩やかです。70歳でも20代の半分は男性ホルモンが出ています。ですので、男性は70歳になっても子どもを作ることができます。また男性更年期もありますが、ストレスが原因となっていることが多いと言われています。

これだけ見ても男女というのは違うもの。女性の活躍推進で女性も男性と同じような働き方を求められる時代ですが、力を合わせて強みを発揮するためにも、自身の身体について本人も周囲も知ること、「はたらく」を取り巻く様々な環境を柔軟にすることはとても大切です。

更年期の不調

ココロとカラダ、美と健康の守り神!?

さて、この急な坂道を転げ落ちるおおよそ45歳から55歳の時期のことを「更年期」と言います。女性の閉経の前後10年をさすので、人によって時期も個人差があります。時期だけでなく、症状の感じ方も、種類も多様。
9割の女性が様々な症状を感じますが、更年期症状を感じない方も1割ほどいらっしゃいます。

うーん。なんだかとても複雑ですね。

では、この時期に大きく変化する「女性ホルモン」の役割を見ていきましょう。 

女性ホルモンってどのような役割をしてくれていると思いますか?

思春期になると、胸が膨らんできたり、初潮が始まったりというような「女性らしい体を作る」ということを学生の頃、保健体育の授業で習ってきたのではないでしょうか。実は、女性ホルモンはそれだけではなくて体の中で様々な役割を果たしてくれています。

女性ホルモンは、お肌のハリや潤い、髪の毛の黒々しさや潤いを保ってくれています。美容面だけではありません。粘膜、鼻とか喉とか膣の潤いも保ってくれています。

目には見えませんし、感じることも難しいのですが、私たちの体のなかでも大きな役割を担っています。骨が溶けるのを防いで骨量を保持してくれたり、血管を丈夫に保ってくれたり、記憶や認知・脳の機能を保ってくれていたり。まだまだあります。女性ホルモンは別名、「ごきげんホルモン」と言われるくらい感情にも大きな影響を与えているんです。

まさに、女性の美と健康の守り神。私たち女性の寿命が、男性より6〜7年長いというのも、この女性ホルモンの守りのおかげでもあるんです。稀に「私は更年期がなかったわ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、自覚している症状がなくても体の中では大きな変化を遂げています。

だからこそ、これから更年期を迎える方も、今更年期の渦中にいらっしゃる方も、正しく知ることや対策に取り組むことはとても大切。更年期を人生の「チャンス」にしていきませんか?

美と健康の守り神! 女性ホルモンと更年期

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永田京子(ながた・きょうこ)

執筆者
永田京子(ながた・きょうこ)

NPO法人ちぇぶら代表理事。更年期フィジカルケアインストラクター 更年期と加齢のヘルスケア認定 メノポーズ・カウンセラー 1983年、兵庫県生まれ。演劇活動後、身体の使い方に興味を持ち、整体・経絡・アロマ・リフレクソロジーを学ぶ。ピラティス指導者、産後ケアのインストラクターとして活動する中で、40代の受講者たちの声と自身の母が更年期障害になった経験から、更年期を迎える女性をサポートすることを目的とした「ちぇぶら」を設立。身体のケアと更年期の知識の普及に務める。2児の母。 NPO法人ちぇぶら http://www.chebura.com/

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監修

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圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

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