発酵食品と酵素の力で、いつまでもキレイで健康にくらす!
専門家インタビュー
美醸ラボトップコラム一覧 > あずき茶の作り方|女性の美容に欠かせない効果抜群ドリンクでほっと一息

あずき茶の作り方|女性の美容に欠かせない効果抜群ドリンクでほっと一息

執筆者 安遠もこ | 更新日:2023.10.23

最近、身体の不調に悩まされていませんか?
なんだか疲れやすくてイライラする、足腰が冷える、身体のほてりが気になる……と感じることがあれば、それは更年期特有の症状かもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、女性の美容にいいと評判の「あずき茶」。
あずき茶にはビタミンやポリフェノールなど、多くの栄養素が含まれており、さまざまな効果があります。

例えば足のむくみ症状や、更年期障害による身体のほてりにも効果的です。

「あずき茶の作り方が知りたい!簡単に作れるの?」
「ダイエットや美容にいいと聞くけど、具体的にどんな効果があるのか気になる!」
「どういう時に飲むのがおすすめなの?」

そのように思っている方に向けて、今回はあずき茶の作り方や、あずき茶の効果について詳しく解説します!

あずき茶を作る際のポイントや、あずき茶を飲むおすすめのタイミングについても解説してるので、ぜひ参考にしてください。

そもそもあずき茶ってどんなお茶?

あずき
あずきはよく和菓子やお赤飯に使われるイメージが強いかもしれません。

あずき茶は、焙煎したあずきを煮出して作ったお茶です。カフェインが入っていないため、子どもや妊娠している女性でも飲めるのが特徴です。

あずき茶の効果

ダイエットに成功した女性
そもそもあずきにはビタミン・ミネラルなどたくさんの栄養素が含まれています。
ポリフェノールも多く含まれているため、老化の原因となる活性酸素の発生を抑える効果もあります。

あずき茶を日常的に摂取することにより、さまざまな美容効果を得られるのがメリットです。
あずき茶の主な効果について紹介します。

代謝アップ

あずき茶にはビタミンB群や、ミネラルが含まれています。

ビタミンB群は糖質やタンパク質、脂質の代謝を上げてくれます。また、亜鉛や鉄分、銅などのミネラルは貧血対策にも効果的です。

むくみ予防

あずき茶には、カリウムが豊富に含まれています。

むくみの原因は、水分を溜め込みやすい塩分です。カリウムは体内の水分調節をしてくれる働きがあり、ナトリウム(塩分)を排出してくれるため、むくみの解消に効果的です。

また、利尿作用のあるサポニンも含まれているため、カリウムの作用との相乗効果でむくみの予防に役立ちます。

冷え性改善

あずきに含まれるサポニンは、血流をスムーズにしてくれる効果があります。

毛細血管の血流をよくすることによって身体の冷えの改善につながるため、あずき茶は冷え性の方にもおすすめです。

ダイエット効果

あずきに含まれるポリフェノールは糖質を分解する作用があり、血糖値の上昇を抑えてくれます。さらにサポニンという成分が、糖と脂肪酸の合体を抑えてくれるため脂肪の蓄積を抑える効果があります。

サポニンは、血中のコレステロールや中性脂肪を抑えてくれる効果もあるため、肥満対策・動脈効果予防にもいいですね。

あずきは食物繊維も豊富なため、便秘の解消にもつながります。

アンチエイジング

あずきにはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があり、細胞を酸化させ老化の原因となる活性酸素を抑える効果があります。

シミやシワなどの肌の老化を防いでくれる美容効果があるのは、女性にとってとても嬉しいですね。

ストレスの軽減

体内のマグネシウムが低下すると、イライラしやすくなったり気分が落ち込みやすくなったりします。集中力の低下や、うつ状態にもなりやすいと言われています。

あずきにはマグネシウムが含まれているため、ストレスの緩和や気持ちを安定させる効果があります。

更年期は、ホルモンバランスの関係でメンタルが不安定になりやすくなるため、あずき茶を飲むのがおすすめです。

あずき茶の作り方

紅茶
家でも簡単に作れる、あずき茶の作り方を順番に説明します。
作り方はとてもシンプルなので、ぜひ参考にしてみてください。

【調理時間 約30分】

手順①必要な道具・材料を準備する

あずき
最初にあずき茶を作るのに必要な道具と材料を用意しましょう。

必要な道具

  • ボール
  • ざる
  • 木べら
  • フライパン

必要な材料

あずき
(なるべく小粒で色の濃いものがおすすめ)
100g
適量

手順②あずきを洗ってきれいにする

ボールにあずきを入れて、たっぷりの水でやさしく洗いましょう。

手順③ざるであずきの水を切る

②で洗ったあずきを、ざるにあけてよく水を切りましょう。ペーパーなどで軽く水分を拭き取っておきましょう。

手順④あずきを炒る

水を切ったあずきをフライパンに入れて、木べらで混ぜながら炒りましょう。

中火で10〜15分程度炒ると、香ばしいかおりがしてきます。赤みのあるあずきが、黒っぽくなってくるのが観察できるでしょう。

手順⑤あずきを冷ます

お皿にうつして、炒ったあずきを冷まします。粗熱が取れたら、清潔な保存容器に入れておきましょう。

手順⑥あずきを煮出す

小豆を煮ている鍋
保存したあずきを鍋に入れ、煮出してお茶を作ります。
大さじ2のあずきを400〜500mLの水で10分ほど煮出しましょう。透き通った色のあずき茶が完成します。

火を止めて15分ほど経過すると、ココア色のような濁ったあずき茶になります。
透き通ったあずき色のお茶は、さっぱりとした味わいとなっており冷やして飲むのもおすすめです。

ココア色のようなあずき茶は、コクがあって少し甘みがあります。自分の好みに合わせたあずき茶を作ってみましょう。

すぐに飲まない場合は、冷蔵庫で保管するように。

あずき茶を作る際のポイント・保存期間

小豆を煮ている鍋
あずき茶を作る際のポイント、炒ったあずきの保存期間について説明します。

作る際のポイント

おいしいあずき茶を作るには、新鮮なあずきを選びましょう。なるべく色が濃く、艶があり粒の揃っているあずきがおすすめです。

煮出すときは、あずきの栄養成分が溶け出してきます。あずきのアクにも栄養成分が含まれているため、アクは取り除かないようにしましょう。

あずきは炒りすぎると、渋みがでて少し苦く感じてしまうかもしれません。炒りすぎないように注意しましょう。

保存方法や保存期間

炒ったあずきは、密閉容器に入れて常温保存でOKです。1週間以内に使い切るようにしましょう。
1週間以上保存したい場合は、チャック袋などに入れて冷凍保存するのがおすすめです。

オススメ記事

風味抜群!塩麹香る冬にぴったりな鍋レシピ2選をご紹介

冬の食卓には、心もからだも温まるお鍋が一番ですね。 この記事では、3人子育て中のママ薬剤師・薬膳アドバイザーが塩麹を使った鍋のレシピをご紹介します。塩麹には、冬の季節に役立つ健康効果もたっぷり。子どもも大人もしっかり食べて栄養を補充しましょう。


風味抜群!塩麹香る冬にぴったりな鍋レシピ2選をご紹介

記事を見る

あずき茶を飲むタイミングのおすすめは?

ホットドリンクを飲む女性
先ほど、あずき茶には美容やダイエットなど、さまざまな効果があることを説明しました。より効果を実感するために、あずき茶を飲むときのタイミングや飲み方のコツを紹介します。

食前もしくは食間に飲む

あずき茶には、ビタミンB群やポリフェノール、食物繊維が豊富に含まれているため、糖質や脂質の吸収を抑えてくれる効果があります。糖質や脂質の摂りすぎは、体脂肪の増加につながります。

なるべく食事の前や、食事の間にあずき茶を飲んで、糖質や脂質の体内への吸収を抑えるようにしましょう。

煮出したあずきも食べる

煮出したあずきは、さまざまなビタミン・ミネラルやサポニンなど溶け出していない多くの栄養素が残った状態です。

煮出したあずきは捨てずに、食事などにプラスして食べるのがおすすめです。

煮出したあずきの使い方

煮出したあずきは捨てずに、料理などに活用しましょう。

白米に混ぜて、塩や黒ゴマを振りかけて赤飯のようにして食べるのも美味しくいただけます。
ヨーグルトに入れて、ハチミツなどを混ぜてスイーツとして食べるのもいいでしょう。

あずき茶を飲んで、快適な毎日を送ろう

ホットドリンクを飲む女性
あずき茶は、炒ったあずきを煮出すだけなので誰でも簡単に作れます。
美容や健康、更年期の症状にも効果のあるあずき茶には、たくさんの栄養素が含まれています。

さまざまな不調からくる症状を改善したいときには、あずき茶を1杯飲んでほっと一息したいですね。

ご自身の心身のケアのためにも、ぜひ普段の生活にあずき茶を取り入れてみてはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったらシェア!しよう

googleplusシェアする

FacebookやTwitterで更新情報を手に入れよう!

いいねする フォローする
執筆者
安遠もこ

医療ライターとして活動しています。薬剤師としての経験と知識を活かして、主に医療・健康関連の記事を執筆しています。

この執筆者の記事を読む この執筆者の記事を読む

美醸ラボとは美醸ラボとは

30~50代の女性を対象に、キレイと健康の情報を提供するサイトです。 「ダイエット」「アンチエイジング」「更年期障害」の3つを柱として、専門家からのアドバイスや役立つ情報を紹介します。  とくに「発酵食品」と「酵素」に注目します。味噌、醤油、麹など伝統的な日本食に美と健康のヒントを発見するとともに、「酵素」のパワーを積極的に取り入れることを提案します。 30~50代の女性を対象に、キレイと健康の情報を提供するサイトです。 「ダイエット」「アンチエイジング」「更年期障害」の3つを柱として、専門家からのアドバイスや役立つ情報を紹介します。  とくに「発酵食品」と「酵素」に注目します。味噌、醤油、麹など伝統的な日本食に美と健康のヒントを発見するとともに、「酵素」のパワーを積極的に取り入れることを提案します。 発酵食品とは発酵食品とは 酵素とは酵素とは 更年期障害とは更年期障害とは

おすすめタグおすすめタグ

タグ一覧はこちら

人気記事ランキング人気記事ランキング

執筆者一覧執筆者一覧 キャラクター一覧キャラクター一覧 twitterでフォローするtwitterでフォローする

監修

監修

圓尾和紀(まるお・かずき)

管理栄養士。静岡県立大学で修士号を取得後、管理栄養士として総合病院に勤務。現在は独立し、日本の伝統食とファスティングの良さを伝える活動に携わる。メディア出演多数、著書 『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(2017年)。

(c) AiTRIGGER Inc.